ベガルタ仙台は14日、明治安田生命J1リーグ第8節で川崎フロンターレと対戦した。スコアレスドローという結果にFW野津田岳人は「自分たちが勝てるチャンスもありましたし、負けなかったってことは良かった」と前向きにコメントするが、「勝ちに行くっていうところでは、チームとしてそういう気持ちを強く持たないといけない」と気を引き締めた。
攻撃面において意識したことを質問された野津田は「川崎Fにボールを持たれるとリズムを出されますし、自分たちもボールを持つ時間帯を増やしたかった」と答え、「前半は特に相手の良さである中盤の部分を消しに行くことをチームとしてやれました。自分もどんどん前に出る」ことはできたと続けた。
しかし、後半は川崎Fの前線の選手が下りてきたことで修正が必要になったようだ。野津田は「若干、自分たちが(ボールを)持つ時間は短くなったけれど、そこで耐えてカウンター。その精度をもっと上げれば点が取れたんじゃないかな」と悔やんだ。
最前線から最終ラインのフォローまで、走り続けていた印象の野津田。記者から、勝負を仕掛けるタイミングについて聞かれると、「相手からいい形でボールを奪った時のカウンターっていうのは出せた」と答え、「けれども、そこの精度が若干低かった。もっとチームとして『ここだ!』っていうところを見極めて質を上げて」いきたいと続けた。
