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“仙台の門番”。シマオ・マテが語る他の国にはないJリーグの大きな魅力

16:00 JST 2019/08/23
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 シマオ・マテが圧倒的な存在感を放っている。Jリーグ初挑戦ながらベガルタ仙台で守備の柱としてチームをけん引。ディフェンスリーダーとしての地位を確立しつつある。モザンビーク国籍初のJリーガーはここまでの戦いをどのように感じているいるのか。23日にDAZNで配信された『Jリーグプレビューショー』のインタビューで、日本でのプレーについて語った。

■CBで圧倒的存在感

 アフリカ南部・モザンビーク出身のシマオ・マテは、これまでギリシャのパナシナイコスやスペインのレバンテでプレーするなど、経験豊富なキャリアを持つ31歳。そんな彼がなぜ日本でのプレーを選択したのか。非常に興味深いところであるが、本人は当初より日本でのプレーを渇望していたという。

 「ベガルタが私に日本に来る機会を与えてくれました。数年前からいつかは日本でプレーしたいという気持ちがありました。だから日本に来ることに迷いはありませんでした」

 無所属状態だったが、今季仙台に加入すると、第2節の横浜F・マリノス戦で早速先発フル出場を果たす。しかし、チームはシーズン序盤から守備の安定を欠き、第13節終了時点でリーグ2番目に多い23失点。すでに9敗を喫しており、順位も最下位に沈んでいた。

 そんなチームを救ったのがシマオ・マテだった。シーズン当初はボランチとして起用されていたが、第14節の名古屋グランパス戦から、センターバックとしてスタメンに定着。すると、名古屋戦の勝利を皮切りに4連勝を記録し、一気に上昇気流に乗った。

 シマオ・マテがセンターバックとして出場した試合の平均失点は、9試合で7失点(平均0.77)で、これはその他の14試合27失点(平均1.92)に比べて1得点以上も減少している。仙台が抱えていた問題の改善に導いたのだ。こうした活躍もあり、シマオ・マテは6月のJ1月間MVPを受賞している。

■Jリーグは「すごく面白くて難しい」

 まさにゴール前の門番――。シマオ・マテ本人が大切にしていることは「ポジショニングと集中力、そしてすべての球際で勝つという気持ち」とし、「つねにそれが最後のプレーだという気持ちでやること」を挙げるように、仙台は局面での対人戦に大きなアドバンテージを得た。

 シマオ・マテは身長180センチと決して大柄ではないが、彼の最大の武器は球際で当たり負けない強靭なフィジカルだ。

 「しっかりと練習をすること。コンディションを保つことが一番です。フィジカルコーチやパーソナルトレーナーを通して強化をするべきだと思います。体のケアとケガの予防をすることが大事だと思います。特に試合がないときこそ、良い準備をするべきだと思います」

 レバンテ時代にはレアル・マドリーのクリスティアーノ・ロナウド(現・ユヴェントス)やバルセロナのネイマール(現・PSG)といった世界的プレーヤーと対峙してきたシマオ・マテ。初の挑戦となったJリーグには他の国にはない大きな魅力があるという。

 「感動的だと感じています。毎試合が決勝戦のような雰囲気であること。モチベーションも高まりますし、こんなに何が起こるか分からないリーグはありません。毎試合ドラマチックな試合が続いています。相手がどういう戦いをしているのかも興味深いですし、Jリーグはすごく面白くて難しいリーグだと感じています」

 また、サポーターの熱気へも称賛の言葉を送る。

 「声援を受けることは本当に光栄です。サポーターの応援は私たちの後押しになっていますし、力強い応援をしてくれることは本当に嬉しいですし、感謝をしています。私はベガルタのサポーターが日本一だと思っています」

 モザンビーク初のJリーガーとして成功を収めつつあるシマオ・マテ。彼の活躍がJリーグ市場でのアフリカ出身選手への評価を高めるモデルケースとなる可能性も十分にある。

 「モザンビークには他にも良い選手がいます。私の後もモザンビークの選手がJリーグに来られるように、私が扉を開けることができていたら嬉しいです。さらにモザンビークだけでなく、アフリカには素晴らしい選手がいるので、もっと多くのアフリカの選手が日本でプレーする日が来てほしいです」

 直近2試合はFC東京、川崎フロンターレと対戦して勝ち星が得られなかった仙台。次節は24日にホームで湘南ベルマーレと対戦する。シマオ・マテを筆頭とした堅守から3試合ぶりの白星を掴むことができるか。

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