今夏、7年半を過ごしたガンバ大阪を離れ、ジュビロ磐田に移籍した今野泰幸。百戦錬磨のベテランMFは、残留争いに苦しむ磐田を救うことができるのか。移籍の理由、新監督について、そして残留のためには何が必要なのか。DAZNの『Jリーグプレビューショー』のインタビューで、現在の心境を明かしている。
■新監督就任をポジティブに捉えている
©J.LEAGUE「とにかく1試合でも勝つことができれば、状況は変わると思うし、難しい状況ではありますけど、やるだけだと思っています」
今野泰幸は苦しい状況にありながらも、前向きな気持ちを忘れていない。
磐田は今季、6年目の名波浩体制でスタートしたが、開幕から低迷。6月30日に辞任すると、その後は鈴木秀人コーチが引き継いだが、状況は好転せず。わずか1カ月半で指揮官の座を降りることになった。
代わりに新監督に就任したのはスペイン出身のフェルナンド・フベロ氏だった。なんとしても浮上のキッカケを掴みたい磐田だが、フベロ体制初陣となった前節のセレッソ大阪戦も0-2と完敗。しかし、今野は「監督がやろうとしているサッカーが少しはできたと思うし、後半なんかはいい戦いができたと思うので、続けていくだけですね」と、ポジティブに捉える。
さらに今野は指揮官の印象について「とにかく練習を大事にする監督だと思います」と話す。
「ハードワークして、守備ではみんなでまとまってブロックを作り、高い位置から行くのか、それとも引くのか。そういうのをはっきりさせようとしているし、攻撃ではサイドに早く持って行って、そこからサイド攻撃という感じですね。監督が代わってみんなモチベーションは高いですし、ポジティブに捉えていいと思います」
二度の監督交代という緊急事態に落ちっている今季の磐田だが、チームの状況は着実に良くなっているという手応えを今野は感じているようだ。
■思った以上にプレッシャーを感じている

今夏、磐田への電撃移籍を果たした今野。慣れ親しんだG大阪を離れ、なぜ低迷する磐田へ移籍する決断に至ったのか。
「夏のタイミングで移籍するつもりはまったくなかったですけど、ジュビロからオファーをいただいて、話してみて、欲しいということだったので、そういうところに行ってチャレンジするのもありかなと思った」
もっとも、再建を託されたベテランは、その想いに応えられずに、ここまでは厳しい戦いを余儀なくされている。
「思った以上にプレッシャーを感じていますね。夏のタイミングで初めての移籍だったので、初めのうちは思い切ってやれていたんですけど、1試合、2試合と勝てない状況が続いてしまって、ちょっとプレッシャーに飲まれるというか、想像以上に苦しんでいますね」
それでも、今野にはこれまでのキャリアで培ってきた圧倒的な経験値が存在する。昨季も低迷したG大阪でひとり気を吐き、残留の立役者となっている。
ここ5試合は勝ちがなく、残留圏となる15位の仙台とは10ポイント差を付けられている。置かれた状況は厳しいが、今野は必ず残留できると信じてやまない。
「今は本当にいい練習ができていると思うので、ハードワークを続けることだと思っているし、個人能力の高い選手がたくさんいるし若手もいい選手がたくさんいる。かみ合えばもっともっと上に行けるチームだと思っています。ひとつ勝てばほっとするし、自信にもつながるので、今はなにかきっかけが欲しいですね」
今節はホームにサンフレッチェ広島を迎える。現在10試合負けなしで5位と好調なチームに対し、磐田はどのような戦いを見せるのか。
「広島は90分間、しぶとく戦えるチームなので、磐田もしぶとく戦わなければいけない。我慢比べになっても負けないくらいに。とにかく勝ち点を取らないと残留に向けて始まらない。点を取らないと勝てないので、みんなで点を取って勝ちたいと思います」
果たして磐田は、残留に向けての“きっかけ"を掴むことができるのか。今季の運命を左右する重要な一戦となることは間違いない。
▶Jリーグ観るならDAZNで。1ヶ月間無料トライアルを今すぐ始めよう
【関連記事】
● DAZNを使うなら必ず知っておきたい9つのポイント
● DAZNが「テレビで見れない」は嘘!6つの視聴方法とは?
● DAZNの2019年用・最新取扱説明書→こちらへ ┃料金体系→こちらへ ※
● 【簡単!】DAZNの解約・退会・再加入(一時停止)の方法を解説 ※
● 【最新】Jリーグの試合日程・放送予定一覧/2019シーズン
● Jリーグの無料視聴方法|知っておくと得する4つのこと
「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です



