今季3発目の19歳FW中村敬斗が前半だけでゴール、アシスト、一発退場…トゥエンテは無敗を継続

オランダ・エールディビジに所属するトゥエンテの中村敬斗が今季3ゴール目を挙げるも初のレッドカードを受けた。

トゥエンテは15日、エールディビジ第6節でフォルトゥナ・シッタートと対戦。このアウェー戦で、左ウイングとして開幕6試合連続で先発した中村は16分に魅せる。

カンタラピエドラからのフィードに反応した中村は、左サイドから中央に走りながら相手DF2人の間を絶妙なタイミングで抜け出す。最終ライン裏でボールを受けた中村はボックス正面で、飛び出してきた相手GKをいなすチップキック。これがネットを揺らし、トゥエンテに先制点をもたらした。

さらに中村は24分、自身のパスで左サイドのエスピノーサに展開。そのままエスピノーサの背後を回って囮になる。カットインしたエスピノーサが強烈なシュートを突き刺し、中村が見事なお膳立てを見せた。

しかし中村は前半終了間際、自陣高い位置で相手に対してスライディングタックル。VAR（ビデオ・アシスタント・レフェリー）での検証の結果、これが危険なタックルとみなされて一発レッドカードで退場となってしまう。

その後、トゥエンテは66分に3点目を記録すると、78分、試合終了間際に失点するも、3-2で逃げ切り。今季の成績を3勝3分けとし、いまだ無敗を継続している。

今夏にガンバ大阪から期限付き移籍で欧州に渡った中村は、開幕節のPSV戦で強烈なミドルシュートを決めて鮮烈デビュー。さらに第2節フローニンゲン戦では直接FKで見事にネットを揺らし、評価を高めてきた。今節では退場となったものの、今季のリーグ戦得点数を早くも3ゴールに伸ばしている。