第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会の決勝が1月1日に埼玉スタジアムで行われ、横浜F・マリノスは延長戦の末に1-2でセレッソ大阪に敗れた。試合後、今季限りで退任するエリク・モンバエルツ監督が決勝戦を振り返った。
「良いスタートを切れた」とモンバエルツ監督が語るように、横浜FMは9分にFW伊藤翔のゴールで先制に成功する。しかし、「相手にボールをコントロールさせてしまい、自分たちが下がりすぎた」ため、C大阪に主導権を握られてしまった。
その後、65分に追いつかれ、延長戦で逆転を許す。モンバエルツ監督は「(同点とされた後)試合は拮抗した展開になり、延長でミスもありセレッソに得点を与えてしまった」と振り返り、「セレッソの良い守備を崩すだけの良い攻撃をできなかった。連動性、パス回しが遅かった。ボールを失うことも多く、同点につなげることができなかった」と続けた。
今季での退任が発表されているモンバエルツ監督。クラブに残せたと思うことは?と記者から質問されると「この3年で、プレーモデルをチームに落とし込もうとやってきた。この3年目で形になり始めたと思います。来年以降、それがさらに高い質のものになってくれるのではないかと思います」と答え、さらに「多くの若手が成長しました。私にとってはそのことがとても重要ですね」と付け加えた。
「(メディアの皆さんにも)さようならと言いたい。日本でこの3年間、私を受け入れてくれてありがとう。日本代表のサポーターでもあると思いますが、フランス代表のことを応援しますが、日本のことも応援したいと思います。アリガトウゴザイマシタ」
