21日のラ・リーガ第2節、バルセロナはホームでのカディス戦に2-0で勝利した。チャビ・エルナンデス監督は試合後、MFイルカイ・ギュンドアンのラストパスが先制点を導いたことに喜びを表している。
カディスの堅守に苦戦を強いられたバルセロナだったが、82分にギュンドアンのスルーパスからMFペドリが先制点を記録。さらに94分には途中出場のFWフェラン・トーレスがカウンターから追加点を決め、今季初勝利を飾っている。
とりわけギュンドアンが軽いタッチでペドリに出したスルーパスは精度、スピードともに完璧で、バルセロナでもその実力を一端を示した格好だ。試合後会見に出席したチャビ監督も満足感を語っている。
「厳しい試合だった。もっと早い段階で点を決められたはずだが、今のところプレーの効果性は私たちの強みになっていない。この試合ではラストパスを出すことが求められていたが、だからこそ私たちはギュンドを獲得したというわけだ。チームは試合を支配し、パスを回していたものの、プレーの効果性と落ち着きを欠いていた。それでも素晴らしい勝利を手することができたね」
「昨季の私たちは中央でのプレーを、ラストパスを欠いていた。サイドからの攻撃は仕掛けられていたんだがね。そして今日、私たちは中央からゴールを決めるに至った。とてもポジティブだ。(ギュンドアンを)獲得したのはこのためだった。彼のラストパスは違いを生み出すんだ」
チャビ監督はまた、右ウィングとして先発して存在感を発揮した16歳FWラミン・ジャマルについても語っている。
「練習を見ている限り、すでに準備ができているように思う。彼は私たちのために違いを生み出してくれる選手だ。今日、ゴールを決めなかったのは、(カディスGK)レデスマが今季最高の試合を見せたからだった」
「私たちはジャマルのことを守っていかなくてはならない。が、彼は生来のタレントであり、問題は存在しない。重要な選手になる心構えができているよ」
カタルーニャ出身指揮官はその一方で、今季いまだ無得点のFWロベルト・レヴァンドフスキについて、これからゴールを決めていくという確信を口にしている、
「今日は2〜3回明確な決定機があった。決めてくれるさ。もう少し落ちついてプレーする必要があるだろう。彼はほかのすべてのストライカーと同じように、点を決めることを必要としている」




