今冬の移籍市場で、アーセナルからの退団がうわさされていたフランス代表FWオリヴィエ・ジルー。ピエール・エメリク・オーバメヤンのアーセナル移籍交渉が難航していることもあり、余剰戦力として出される見通しだったジルーの移籍話も停滞している。現地メディア『ミラー』によると、この動きを受けて、チェルシーが同選手の引き抜きを画策しているという。
これまでチェルシーはアルバロ・モラタとのターンオーバーをこなせるFWの獲得を目指しており、エディン・ジェコ、ピーター・クラウチ、フェルナンド・ジョレンテといったポストワーカーの確保に動いていた。だが、いずれも移籍は具体化しておらず、ドルトムント行きがまとまらないジルーに照準を定めているという。
アーセナルでは今シーズン、ジルーはリーグ戦15試合に出場。だが、スタメン出場は12月のウェスト・ハム戦のみで、それ以外の14試合はすべて後半からの途中出場となっていた。
ロシア・ワールドカップのフランス代表メンバー入りを目指し、出場機会のなさから退団を希望しているとされるジルー。同選手が、モラタとの競争が待ち受けるチェルシー行きを決断するかは不透明な状況だ。だが、ドルトムントとの交渉が難航している現状を受け、チェルシーからのオファーに対して、ジルーが首を縦に降る可能性も十分にありそうだ。


