イタリアサッカー連盟(FIGC)のガブリエレ・グラヴィーナ会長が16日、ローマ市内で行われた人種差別に関するイベントに出席した際、イタリアメディア『スカイスポーツ』のインタビューに応じ、自身の見解を示した。
セリエAではサポーターによる人種差別的行為が相次いでおり、今シーズンに入ってからは、インテルFWロメル・ルカクやミランMFフランク・ケシエ、フィオレンティーナDFダウベルト・エンリケやブレシアのFWマリオ・バロテッリらがターゲットとされてきた。このためFIGCのグラヴィーナ会長は昨年10月、人種差別に対し厳しい姿勢を示していくことを明言。スタジアム内でテクノロジーを採用することも示唆していた。
そんななか、グラヴィーナ会長は16日、「カルチョにおける人種差別」に関するイベントに出席。インタビューでスタジアム内の差別行為に言及すると、長期的なプロジェクトにおいて学校などにおける教育指導の充実を掲げた一方、より短い期間で効果が得られる手段としてセリエAにおける顔認識システムの導入の可能性を示唆した。
「テクノロジーという手段は短期、中期的なスパンで非常に重要になるだろう。高解像度の顔認識システムのテクノロジーを導入することで、違反行為をした個人を特定できるようにする。来週にも正式なプレゼンテーションがまとまる見込みとなっている。短期間のうちに実験的な形でスタートさせたい」
なお顔認証技術は、デンマーク1部のブレンビーIFが昨夏、ファンによる迷惑行為の対策としてホームスタジアム内で導入を開始している。今後、セリエAにおける深刻な人種差別問題を解決する糸口となるのか注目されるところだ。
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