18日に行われたリーガエスパニョーラ2部第27節、クルトゥラル・レオネサはホームでラージョ・バジェカーノと対戦し、2−3で敗れた。MF井手口陽介は移籍後初の先発出場を果たしたが、ハーフタイムに交代している。
クルトゥラルのルベン・デ・ラ・バレラ監督は、マリオ・オルティスが累積警告で出場停止だったこともあり、井手口を加入後5試合目にして初めて先発で起用。だがチームは6分、26分にラウール・デ・トマスのゴールを許すなど劣勢を強いられた。
この状況を受けたラ・バレラ監督は、ハーフタイムに井手口をエミ・ブエンディア、グアロチェナをイバン・サルバドールに代えている。
するとクルトゥラルは、右サイドハーフのサルバドールのアシストから2ゴールを決めて一時同点に追いつく。だが、66分にラウール・デ・トマスにハットトリックとなるゴールを決められて、結局1点差で敗れることになった。3連敗のクルトゥラルは、勝ち点29で降格圏19位に位置している。
なおスペイン『アス』の採点(3点満点)で、井手口は「採点なし」と辛口の評価となった。『スポルト・レオン』の戦評では、「最前線のロドリ・リオスは孤立しており、中盤からのサポートがなかった。井手口はそうしようと試みたが、チームをプレーさせることはできず、セニェもジェライ・ゴンサレスも最高のバージョンではなかった」と井手口について言及している。
ロシア・ワールドカップが近づく中、日本代表MFは欧州で厳しい戦いを強いられている。


