ガンバ大阪の日本代表MF井手口陽介には、イングランド2部リーズ・ユナイテッドへの移籍話が浮上している。実際に交渉は進んでいるとされ、今冬に英国行きが実現する可能性も高まっているようだが、就労ビザが大きなネックとなりそうだ。
イギリスメディア『リーズ・ライブ』は「リーズが1月に日本のMFを獲得しても、就労ビザが下りない可能性もある。その場合は、すぐさまヨーロッパの他のクラブに期限付き移籍することになるだろう」と伝えている。
井手口の獲得が間近に迫っている状況とされるが、実際にイギリスでの就労ビザが下りるかどうかが大きな焦点になっている模様。
イギリスで選手の就労ビザが下りるための基準として、FIFAランキング55位の日本代表選手は2年間で75パーセントを超える試合をこなしている必要があるとされる。FIFAランキングが上に行けばそのハードルは低くなり、FIFAランクトップ10の代表チームであれば、2年間で30パーセントほどが基準とされる。
2017年夏から日本代表に定着し、8月末に行われたオーストラリアとの大一番では豪快なミドルで日本代表のW杯出場に大きく貢献した井手口。現時点で2年間で75パーセント以上という条件には程遠い状況であり、もしリーズへ移籍決定したとしても、シュトゥットガルトに所属する浅野拓磨(保有権はアーセナル)のように、イングランドのクラブに籍を置きながら、レンタルで他のチームでプレーすることになりそうだ。
ロシアW杯を半年後に控え、果たして井手口はどのような決断を下すのだろうか。
