五輪を目指す女子カメルーン代表FWが本大会の1年延期を支持「東京大会は美しい大会になる」

カメルーン女子代表FW、ンチャウトが五輪の延期について見解を示している。

女子サッカー、カメルーン代表FWアハラ・ンチャウトが東京五輪の1年延期について言及した。

新型コロナウイルスの感染拡大が問題となり、24日に日本政府は国際オリンピック委員会（IOC）と協議の末、東京オリンピックについて2021年へと延期すると発表した。

女子サッカー、カメルーン代表のエースであるンチャウトがこの決定について『ESPN』を通じて次のように語っている。

「感染拡大の現状を踏まえると、この延期はやむを得ないと思う。この深刻な問題はアスリートだけでなく、人類にとって困難な問題になっているから」

「IOCの決定に敬意を表します。東京での本番に、美しい色がもたらされる大会になると確信している。パンデミックが終息した後、様々な国は五輪へ向かう様々なチャンスを得ることになるはず」

ンチャウトは五輪に人一倍思い入れがあるようで「2012年のロンドン大会に参加した時、スポーツ界で最も美しいイベントの一つだと実感したの。きっと今回の決断はスポーツ界にとっても大きなプラスになると確信している」と続け、五輪本大会への出場を改めて熱望した。

カメルーン女子代表は3月10日、CAFオリンピック予選トーナメント決勝でザンビアに屈し、五輪の出場権を確保することができなかった。だがCAF－CONMEBOLの大陸間プレーオフに回ることが決定し、女子コパ・アメリカ2018の2位チームであるチリと、ホーム＆アウェーで戦うことが決まっていた。

チリとのプレーオフは新型コロナウイルスの影響で開催時期が無期限延期となったが、ンチャウトは本戦の東京五輪出場を熱望している。

1993年生まれのンチャウトは2012年からカメルーン代表でプレー。ロンドン五輪に19歳で出場し、2015年の女子ワールドカップ、グループリーグ第2戦では日本からゴールを奪ったFWとしても知られる。