2017-09-10 Eibar InuiGetty Images

乾貴士先発のエイバル、今季初の2連勝!アラベスを下して暫定ながら14位まで浮上/リーガ第13節

■リーガ第13節 アラベス 1-2 エイバル

アラベス:ブルギ(90分)
エイバル:ジョルダン(33分)、チャルレス(69分)

25日にリーガエスパニョーラ第13節が行われ、エイバルは敵地メンディソロサでアラベスと対戦した。エイバルMF乾貴士は先発して86分までプレーしている。

4月27日に行われた昨季リーガ第34節以来、7カ月ぶりに対峙したアラベスとエイバル。当時コパ・デル・レイ決勝進出を果たしたアラベスと、ヨーロッパリーグ出場権を射程圏内に収めていたエイバルの試合は、スコアレスドローに終わった。

だが今季の状況は昨季のものとは大きく異なる。第12節終了時点でアラベス(勝ち点6)、エイバル(勝ち点11)と両者共に1部残留を懸けた戦いに身を投じることになっているためだ。ただ、前節ベティスに5-0と大勝して8試合ぶりに勝利を手にして勢いに乗っているエイバルに対して、アラベスは前節ヘタフェに1-4と大敗している。

エイバルは2分、ジュンカのクロスを中央でエンリッチが落として、チャルレスがボレーで合わせる。GKパチェコのセーブに遭ったが、両軍通じて最初の枠内シュートを放つ。

その4分後、アラベスをアクシデントが襲う。セットプレーの守備時にアレクシスがチームメートのエリーと激突。ピッチ上に大の字になるように倒れ込み、一時は続行の意思を表したが、足元がふらついた状態となり負傷交代を余儀なくされ、急遽ビガライが投入される。

主将の突然の交代でアラベスの本拠地メンディソロサは異様な雰囲気となる。それに引っ張られるように選手たちはどこか集中できず、試合に入り込めない状態でプレーを続ける。

均衡が破れたのは33分だった。エイバルが先制する。イバン・アレホのクロスを受けた乾が、トラップから左足を振り抜く。これはアラベスDFにブロックされたが、こぼれ球をジョルダンが蹴り込んでネットを揺らした。

アラベスは44分、オーバーヘッドを試みたサントスがアルビージャの顔面を蹴り、この日2枚目のイエローカードを受けて退場になる。主将不在に加え、前半のうちに数的不利となり、厳しい状況に追い込まれる。

エイバルは47分に乾のスルーパスを受けたアレホがクロスを送り、GKパチェコが弾いたボールをジョルダンが左足でシュート。アラベス守護神を破ったかに見えたが、ゴールの前にチャルレスがアラベスDFをファールでブロックしたとして取り消しになる。

だがエイバルは数的優位の利をきっちりと生かした。69分、ショートカウンターを仕掛け、アレホのアーリークロスにチャルレスがニアサイドでヘディングを叩く。アラベスは最終ラインに1人しか残っておらず、中央で簡単に2対1の状況をつくったエイバルが追加点を奪取した。

エイバルは82分にチャルレスがマヌに暴力行為を働いたとしてレッドカードを提示される。今季リーガで5得点のチーム内得点王を、次節エスパニョール戦で失うことになった。メンディリバル監督は86分、乾に代えてサリエギを投入する。

終了間際にブルギのゴールで1点を返されたエイバルだが、2連勝を飾って暫定ながら降格圏内の18位マラガに勝ち点7差をつけ、14位に浮上した。対するアラベスは19位に沈んでいる。

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