■リーガ第22節 エイバル 5-1 セビージャ
エイバル:キケ(1分)、オレジャーナ(17分、61分)、ラミス(32分)、アルビージャ(83分)
セビージャ:サラビア(21分)
3日にリーガエスパニョーラ第22節が行われ、エイバルは本拠地イプルーアでセビージャと対戦した。MF乾貴士は先発フル出場を果たしている。
第21節終了時点で勝ち点29を積み上げ8位に位置しているエイバル。6位セビージャ(勝ち点33)、7位セルタ(同31)、9位アスレティック・ビルバオ(同27)と激しい欧州カップ戦出場権争いを繰り広げている。
一方でセビージャはコパ・デル・レイ準決勝第2戦レガネス戦を14日に控えている。モンテッラ監督は疲労を考慮してローテーションを取り入れ、新加入のラユン、ロケ・メサ、サンドロを先発起用した。
エイバルは前節ビルバオ戦(1-1)で先発したルベン・ペーニャ、ディオプ、オレジャーナがメンディリバル監督にアピールした。「誰が出ても大丈夫」と自信をのぞかせる指揮官は、同3選手を再び先発に食い込ませた。その中で乾は左MFとしてスタメンに名を連ねる。
開始1分、試合が動く。アルビージャのロングボールに反応したキケ・ガルシアが易々とペナルティーエリア内に入り、左足を振り抜く。ボールはGKセルヒオ・リコの頭上を抜け、ネットが揺れた。キケの3試合連続ゴールでエイバルが先制する。
勢いに乗るエイバルは17分、追加点を奪取する。カウンターから、乾が左サイドを突破。乾からのバックパスを受けたコテがアウトサイドでクロスを上げ、ファーサイドでオレジャーナが右足を合わせてGKリコを破った。
幸先良く2点を先行したエイバルだが、20分にD・ガルシアがハンドでPKを献上する。これをサラビアが沈め、セビージャが1点差に詰め寄る。
セビージャの喜びも束の間、32分にエイバルが再びネットを揺らした。コテのCKに、イバン・ラミスがヘディングを叩く。エイバルが前半のうちに3得点を奪取した。
後半に入ってもエイバルイレブンのフィジカルは落ちない。前線から執拗にプレスを掛け続け、61分に最終ラインのラングレのパスミスを誘う。そこを突いたオレジャーナがGKリコを抜き去り、無人のゴールにボールを蹴り込み4点目を奪った。
エイバルは83分、コテのミドルシュートがヘスス・ナバスの手に当たり、バイタルエリアでFKを得る。これをアルビージャが直接決めて、CBの一発でゴールラッシュを締めくくった。
エイバルは勝ち点32で暫定ながら7位に浮上。対するセビージャは勝ち点33で6位に位置している。




