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久保とファティのクロスした数奇なキャリア。西紙「ビッグスターとしてクラシコで…」

バルセロナの逸材FWアンス・ファティはかつて、レアル・マドリー加入目前まで迫っていたようだ。また、MF久保建英とともにプレーしたことがあることも明らかになっている。スペイン『アス』が伝えた。

ファティは、25日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節べティス戦で、16歳300日にしてトップチームデビュー。1941-42シーズンにデビューしたマルティネス・アルマ氏の16歳260日に次ぐ史上2番目の若さで登場すると、右ウィングのポジションでの物怖じしないプレーでカンプ・ノウを沸かせた。

10歳でバルセロナの下部組織に入団したファティだが、『アス』によれば9歳の頃にレアル・マドリー入りが近づいていたとのこと。

もともとはセビージャの下部組織でスキルを磨いていた同選手は、U-11チームでプレーしていた頃に、レアル・マドリーのシャツを着ていくつかのフレンドリーマッチに出場することがあったという。ファティ当人と父親のボリ氏はレアル・マドリーのサポーターグループと良好な関係を築いており、同クラブに傾倒していたが、クラブ側が獲得の意思を示さなかったようだ。

その後、ファティはバルセロナに入団。それから1年後にラ・リーガ・プロミストーナメントというU-12チームを対象としたラ・リーガが主催の国際大会で、大会得点王に輝き、優勝トロフィーも掲げることになった。そして、その大会を通じてバルセロナで共にプレーしていたのが久保だ。

今夏、18歳になった久保はFC東京からレアル・マドリーに移籍し、マジョルカにレンタル加入。かつてはバルセロナの下部組織に在籍していたことでも知られる。

『アス』はこの2名の数奇なキャリアについて、「恐らく私たちは、マドリーとバルサのビッグスターとしてクラシコで顔を合わせる久保とアンス(ファティ)を見ることになるだろう」と記述。世界有数の巨大な、そして激しいライバル関係にある両クラブにおいて、因縁を感じさせる選手がそれぞれ登場していることに注目している。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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