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中田英らが所属したボルトン、存続危機から脱却…28日にクラブ売却が完了

存続の危機に瀕していたボルトン・ワンダラーズの売却が完了した。

2000年代にはプレミアリーグの常連だったボルトンだが、近年、経営状況の悪化により低迷。昨シーズンまではチャンピオンシップ(英2部)を舞台に戦っていたが降格し、5月に破産申請を行ってクラブ売却に向けて手続きを進めてきた。

23日にはクラブ売却で合意に至ったものの、翌24日午前に破談。その後、イングランド・フットボールリーグから現地時間27日17時までに売却を完了させるか、期限を延期するための適切な理由を提示することを迫られ、間に合わなかった場合にはクラブの清算手続きに入る可能性があった。

しかし27日、ボルトンと『Football Ventures』による交渉は進展。これを受け、EFLからクラブ売却のために14日間の猶予が与えられる。これで首の皮がつながった同クラブは28日夜、ついに交渉がまとまり、『Football Ventures』による買収が完了した。

これにより、145年の歴史を持ち、1888年に立ち上げられた世界最古のリーグの設立メンバーで、中田英寿や西澤明訓、宮市亮が在籍するなど日本でも馴染みのあるボルトンの存続が決定した。

しかし、昨シーズンに破産申請したことで、今シーズンは勝ち点-12からスタートしたボルトンは、現在勝ち点-11のリーグ最下位に沈む。さらに、先日には指揮官とアシスタントコーチが辞任し、大半のシニアプレーヤーもチームから離れ、ユースチームの選手中心で戦っている。直近の3試合ではいずれも5失点を喫し、24日のイプスウィッチ・タウン戦では歴代最低の観客数を記録するなど依然として難しい状況が続きそうだ。

一方、同じくリーグ1に所属し、経営状況が悪化するバリーは、27日にEFLから除名されることが決まった。

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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