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中村憲剛が出場4分で決勝点お膳立て!J1王者・川崎FがEL王者チェルシーを下す

明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ2019が19日に行われ、川崎フロンターレとチェルシーが対戦した。

昨季プレミアリーグを3位で終え、ヨーロッパリーグ(EL)でも優勝。世界を代表するクラブの1つチェルシー。今季から新たに現役時代に黄金期を支えたランパードが監督として就任、同時期にクラブを支えたチェフもスタッフ入りするなど大きな転換期を迎えている。

そんなチェルシーが今夏来日を果たし、J1リーグ王者川崎Fと対戦した。注目のビッグマッチには61012人のファンが日産スタジアムに詰めかけている。来日会見でランパード監督が「非常に重要な試合」と位置づけたように、主将のアスピリクエタをはじめ、ダヴィド・ルイスやジョルジーニョ、ペドロら主力級の選手を多数起用している。対する川崎Fは、前節FC東京との“多摩川クラシコ”でゴールを決めた小林や齋藤らをスタメンで送り出している。

キックオフ直後から、チェルシーは素早いプレッシャーで主導権を奪いに行く。システムは4-2-3-1を採用し、相手陣内ではマンマーク気味にプレスを掛ける。ランパード監督も開始直後からテクニカルエリアで指示を送る。対する川崎Fも落ち着いてボールを動かし、9分には両者合わせて最初のシュートを放った。親善試合ながら締まりのあるゲームとなった。

チェルシーは15分、中盤のジョルジーニョがDFラインの裏へ走り出したペドロに浮き球のパス。ダイレクトで合わせたが、GKの正面に飛んだ。17分にはルイスの縦パスからチャンスを作り、バチュアイがシュート。29分にも敵陣でボールを奪い、ペドロがミドルシュートを放つなど、主導権を握る時間が続く。そのまま攻勢が続いたが得点は生まれず。川崎Fは終盤に家長のシュートが枠をとらえたがGKカバジェロに防がれた。前半はスコアレスで折り返す。

後半から、チェルシーはジルーやバークリーらを投入。川崎Fもレアンドロ・ダミアンら多くの選手を交代で送り出した。

チェルシーは49分、左サイドに抜け出したマウントがボックス内で切り返し、枠を惜しくも外れるシュートを放った。ランパード監督も拍手を送っている。一方の川崎Fは、右サイドのクロスにダミアンが飛び込んで合わせたが、枠の右へそれていった。

60分過ぎからは互いにメンバーを変更。66分、休暇を短縮して合流していたプリシッチがチェルシーデビューを果たした。チェルシーはコバチッチ、ジョルジーニョが下がって以降ボールの前進に苦戦する場面が目立つ。それでも70分、ジルーのポストプレーからバークリーがボックス内に侵入。最後はケネディがシュートしたが、途中出場のGK新井がファインセーブでストップした。攻めに出るチェルシーは72分にゴール手前でFKを獲得。ルイスが直接狙ったが、壁に阻まれている。続く74分、ゴール右で獲得したFKをジルーが狙いが、GK新井が再び好セーブで凌いだ。

川崎Fは終盤に中村憲剛が登場。サポーターは大歓声を送る。すると87分、川崎Fは左CKの場面でショートコーナーを選択し、ボックス内左の中村がファーに柔らかいクロスを供給。フリーのL・ダミアンがヘディングシュートを叩き込み、欧州の強豪に土をつけることに成功した。

■試合結果
川崎F 1-0 チェルシー

■得点者
川崎F:レアンドロ・ダミアン(87分)
チェルシー:なし

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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です

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