2017-10-14-iwata-Shunsuke Nakamura(C)Getty Images for DAZN

中村俊輔、左足で今季5ゴール目…思わぬCK直接弾で「相手がガクッと来た」

明治安田生命J1リーグ第29節が14日に行われ、IAIスタジアム日本平では清水エスパルスとジュビロ磐田が対戦した。静岡ダービーは、3-0で磐田の勝利。試合後、チーム2点目を決めた磐田MF中村俊輔が試合を振り返った。

磐田は、27分にアダイウトンが先制ゴール。45+1分に清水が退場者を出し、試合を優位に進めるも、追加点を奪えない時間帯が続いた。中村は「向こうの出方を見るような状況になっちゃった」と振り返る。そうした中、62分に右CKを得ると、中村俊の蹴ったボールがそのままゴールに吸い込まれた。

今季5ゴール目を決めた中村俊は「(大井)健太郎に『GKの邪魔をしといて』とかは言ってたのですが……。ガチャガチャとなって(誰かが押し込んでゴールに)入るのを狙っていたのですが、まあラッキーでした」と明かす。そして「思わぬゴールだったから、なおさら向こう(の選手たち)がガクッと来ただろう」とメンタル面でも優位に立てたと続けた。

磐田は、73分にMF山田大記がゴールを挙げ、3-0の完勝を収めた。得点力を見せつけたように感じられるが、中村俊は「エスパルスのサポーターの方の熱も、(ピッチに)入ってきてすぐ伝わった。だからこそ、最初の20分、粘り強く守ったのが良かったかな」と、相手を勢いに乗せなかった守備を勝因に挙げた。

さらに「(粘り強い守備は)戦術練習では、なかなか身に付かない」と話し、「シーズン当初はなかった分、少しずつ積み上げてきたもの。実戦で声を掛け合い、相手ボールになっても慌てないで、いまは我慢する時だとか。そうしたことは、自分たちが作り上げてきた」と、チームの成長に手ごたえを感じているようだ。

磐田と清水の静岡ダービーは今季、JリーグYBCルヴァンカップを含め、磐田が全勝を果たした。その要因を、中村俊は以下のように語る。

「(名波浩監督の)『今日負けたらメンバーも代えるぞ』というのは、来季に向け、もう動き出してるということ。今日負けたら、1回シャッフルじゃないけど、そういうこともあり得ると、ハッパを掛けていた。山田(大記)も含めて、いつ出てもおかしくない選手が多い。だからこそ競争が芽生え、それは悪くない流れだと思う」

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