イタリア代表のジャンピエロ・ヴェントゥーラ監督が2日、記者会見に出席し、ニースで活躍中のFWマリオ・バロテッリが選外となった理由を述べた。
イタリアはまもなく、ロシア・ワールドカップ欧州予選マケドニア戦（6日）とアルバニア戦（9日）に挑む。しかし今回の招集でも、今シーズン、ケガで出遅れながらもリーグ・アン5試合で5得点をマークし、好調ぶりをアピールしているバロテッリが選外となった。ヴェントゥーラはその理由を説明している。
「バロテッリについては前にも話した。世代交代について話したときに触れたはずだ。だがワールドカップのシーズンに調子を上げている選手がいれば優先する。誰にでも門戸は開かれている。バロテッリの場合、得点を挙げているかどうかではなく、それ以外の事が問題になっている。今はまず本大会出場を決めることが最優先だし、あと4～5カ月残っている」
指揮官はワールドカップ出場権を獲得することを優先するべきだとして、今の段階で新たに選手を招集してテストするより、常連組に頼るべきだと考えている。
「もしワールドカップへ行けないことになれば大惨事だ。バロテッリの評価？ 今はそれよりも出場を決めることを考えなければならない。いろいろテストしたりするのはそれからだ。今は確実性が必要になる。（ケガのアンドレア）ベロッティが出場できなくても他のFWを呼ぶつもりはない。現段階で使える選手がいないからだ。だが（ニコラ）サンソーネやバロテッリ、（フェデリコ）キエーザら複数の選手の動向を追っている」
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