ヴェンゲル氏、教え子アルテタのアーセナル指揮を歓迎「輝かしい未来が待っている」

アーセナルを長らく率いたヴェンゲル氏が、教え子アルテタが指導者として古巣に戻るのではないかとのうわさについて、自身の見解を示した。

元アーセナル指揮官、アーセン・ヴェンゲル氏が古巣を率いる可能性が高いとされる教え子、ミケル・アルテタについて言及した。

現地時間18日、アーセナルの新監督候補としてクラブOBであり、現在マンチェスター・シティでジョゼップ・グアルディオラ監督の補佐役を務めているアルテタが有力と伝えられた。カタールのドーハに滞在しているヴェンゲル氏は、アルテタの動向について次のように語っている。

「私はアーセナルを支える一人のファンだからね。監督が誰であろうとサポートしていく。もしアルテタが指揮をするとなったら、それを支えるだけだよ」

「アーセナルは現在、困難な時期を迎えている。そのネガティブなことについてはあまり口にしたくないんだ。すべてのガナーズサポーターと同じく、私もそのことについて苦しんでいる」

「アルテタには輝かしい未来が待っていると信じている。彼はアシスタントコーチという立ち位置で多くのことを学んでいるからね。ただ、トップリーグを直接率いたことがないという事実は一つの懸念材料かもしれない」

ヴェンゲル氏は「最も重要なことは、アーセナルの伝統を理解している人物がチームを管理するべきだということ。クラブの決定はその普遍的価値に基づいて下されることになるはずだよ。私はそれを尊重する」と続け、教え子のアーセナル帰還に歓迎の意向を示した。

現地時間19日にもアーセナルと契約を結ぶのではないかと伝えられているアルテタ。2011年より5シーズンにわたり、アルテタを指導していたヴェンゲルは、教え子の指導者としての資質を高く評価しているようだ。