アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の導入が見送られたことに対し、プレミアリーグは保守的だと批判した。
VARは現在、ブンデスリーガやセリエAで導入されており、リーガ・エスパニョーラとリーグ・アンでは来季より導入されることになっている。
しかしプレミアリーグでは、先日行われたクラブ投票により、完全導入は見送られ、試験運用の継続が決定。カラバオ・カップやFAカップでの使用は継続するものの、プレミアリーグでの導入は見送られた。
これについてアーセナル指揮官は、ウェスト・ブロムウィッチの立ち見席導入がイギリス政府により拒否されたことをあわせ、プレミアリーグが保守的になっていると語っている。
「プレミアリーグは、意思決定に関してとても保守的だと言えるだろう。VARに関しても、スタンドについても言えることだ。スタンドに関しては政府の規則や安全面での規制などが関わっているので多少は理解できるが、個人的には賛成だ」
「プレミアリーグは誰よりも先に立ちたい人達によって作れられてきた。しかし、今は周りの様子を見て、それが上手くいけば真似をしているだけだ。それは保守的なアプローチと言える。成功をおさめると、どうしてもリスクを取りたがらなくなってしまうものさ」


