アーセナルを率いるアーセン・ヴェンゲル監督はマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が迫っているFWアレクシス・サンチェスについて、かつてエースストライカーとしてプレーし、アーセナルからマンチェスター・ユナイテッドへ去ったロビン・ファン・ペルシーのときほどのショックはないと予想している。
「ファンペルシーがここへやって来たとき、彼はまだイングランドでは無名の選手だった。そして私たちは長年に渡ってともにに戦い、彼はトッププレーヤーへと成長した。だから彼の移籍は受け入れ難いものだったんだ」
また、ヴェンゲルはサンチェスの移籍が放出ではなく、ヘンリク・ムヒタリアンとのトレードであるという点を強調する。
「我々のサポーターはサンチェスが契約を更新しないことを知っている。もちろん失望感はあるが、ひとりの選手が去ってひとりの選手がやってくるだけだ」
続けて、今回の移籍が成立すればサンチェスがプレミアリーグ史上最高額のサラリーを手にすることについて聞かれると「将来的には週給10万ポンド(約1542万円)の選手が現れるかもしれないね」と高騰するサラリーを皮肉った。
サンチェスの移籍については、近日中にも正式発表が行われる見通しだが、FAカップでも敗退しプレミアリーグでも6位と苦しんでいるヴェンゲルは、冬の移籍市場でファンを納得させることが出来るのだろうか。




