■プレミア第24節 レスター 2-0 ワトフォード
レスター：ヴァーディ(39分PK)、マフレズ(90+1分)現地時間20日、イングランド・プレミアリーグ第24節が行われ、岡崎慎司の所属するレスター・シティはホームにワトフォードを迎え2-0で完封勝ちを収めた。3試合連続で先発メンバーに名を連ねた岡崎は、65分までプレーしている。
立ち上がりからワトフォードの激しいフォアチェックが目立つ中、最初のチャンスはレスターに訪れる。カウンターから、岡崎の浮き球パスにジェイミー・ヴァーディが抜け出す。しかし、ヴァーディのシュートはGKオレスティス・カルネジスがはじき、詰めていた岡崎が反応するも高さが合わず、頭で触るのが精一杯。惜しいチャンスを逃す。
しかし、岡崎は前節のチェルシー戦から好調を維持しているようで、ヴァーディよりも下がり目の位置で味方のボールを引き出し、重心の低いキープで起点となる。ワトフォードは岡崎からボールを奪えず、非常に厄介な存在となっていた。28分には、激しいチャージを受けて一旦ピッチを退いたが、すぐに復帰。すぐさま前線でこぼれ球を拾ってチャンスにつなげるなど、精力的なプレーが目立った。
すると迎えた38分、岡崎も絡んだパスワークから、ラストパスをエリア内で受けたヴァーディが倒されてPKを獲得。これをヴァーディ自らきっちりとGKの逆に決め、攻勢のレスターが先制する。
レスターの1点リードで迎えた後半、50分に左サイドを抜けたヴァーディの折り返しをゴール前で岡崎が合わせるも、力なくGKにキャッチされる。後半も岡崎はよく動きボールに絡んだが、前半ほどチャンスに絡む場面が少なく、65分にデマライ・グレイとの交代でベンチに下がった。
岡崎と代わってピッチに立ったD･グレイは、持ち前のスピードと縦への推進力で岡崎とは異なる武器をチームにもたらす。しかし、試合の流れは1点を追うワトフォードへと傾きつつあった。
74分、トロイ・ディーニーの浮き球に抜け出したアンドレ・グレイがGKカスパー・シュマイケルと1対1に。しかし、シュートは戻ったハリー・マグワイアがかろうじてブロック。残り時間が少なくなる中、ワトフォードがリスクを冒してレスター陣内へと攻め入る。
しかし、パワープレー気味に攻めるワトフォードの攻撃をレスター守備陣も体を張った守備で跳ね返していく。そして鋭いカウンターで仕留めにかかるが、87分にリヤド・マフレズの落としからウィルフレッド・ンディディが放ったシュートはGKカルネジスがファインセーブで切り抜けた。
89分にはヴァーディを下げてアドリエン・シウヴァを投入したレスターは終了間際、カウンターからペナルティーエリア手前左で仕掛けたマフレズがDFをシザーズで抜き去り、そのままゴール右隅へと決めて勝負あり。2点にリードを広げたレスターがワトフォードの反撃をゼロに抑え、完封勝ちを収めた。