ローマのモンチSD(スポーツディレクター)が28日、サンプドリア戦の試合前にイタリアメディア『プレミアムスポーツ』のインタビューに応じ、チェルシー移籍の可能性が報じられているFWエディン・ジェコについて言及した。
ローマの指揮官エウゼビオ・ディ・フランチェスコは、エースがシーズン途中離脱する可能性に驚きを見せていたが、モンチ氏は「メルカートが開いていれば、移籍交渉はいつでもあり得る。これもゲームの一部だ。監督とは毎日、連絡を取り合っており、いつも意見は一致している」と説明を加えた。
ただジェコの移籍交渉について、「進展はない。ここ数日変わっていない。今日、彼がここでプレーしてくれて嬉しい」と語り、進展がないことを報告した。
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ローマでは、復帰間もないFWパトリック・シックが再び筋肉系のトラブルにより離脱を余儀なくされた。同僚の離脱により移籍がストップする可能性を問われると、「ケガがジェコの状況を左右するか? エディンが残留する可能性? 8日前と私の意見は変わらない」と述べるにとどまり、移籍に関して明言を避けた。またディ・フランチェスコも「この件について発言を避ける」と述べ、はぐらかした。
なお『スカイスポーツ』によれば、交渉が停滞した理由は、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWが要求している契約期間3年半および年俸550万ユーロ(約7.4億円)の条件だとされる。ローマは後釜を期限内に獲得するためにも、交渉を最終日である31日まで持ち込む意図はないという。市場が閉まるまで残り2日間だが、大きな動きがあるのかもしれない。