ローマのレジェンド、ブルーノ・コンティ氏がローマの公式ラジオ『ローマ・ラジオ』のインタビューにおいて、ルチアーノ・スパレッティを批判した。
スパレッティは今シーズン、インテルの指揮官に就任し、日本代表のDF長友佑都らを再生したことで注目されたが、ローマでの振る舞いは称えられたものではないと、コンティ氏は話す。スパレッティは昨シーズンまでローマの監督を務めたが、在任中はチームのバンディエラであるフランチェスコ・トッティとの不和が度々報じられた。
トッティは昨シーズン限りでの現役引退を決断し、ローマの幹部となったが、スパレッティが原因で、レジェンドとして相応しい幕引きを迎えることができなくなったとコンティ氏は指摘する。
実際、ローマは幹部入りか他クラブでの現役続行かで迷うトッティのバックアップ体制を整えるため、親友であるエウゼビオ・ディ・フランチェスコを指揮官に据えている。コンティ氏は2005年にローマでテクニカルディレクターを務めていた際、自らスパレッティの招聘を首脳陣に進めた過去もあるが、トッティに対する扱いは自身の現役引退の背景と似通っていると主張した。
「フランチェスコはローマやイタリア代表においてすべてを手に入れた。だが別れはやや強引で、敬意を欠いたものだったと思う。私自身は他のクラブへ行くことは選ばず、引退することを決断したが、おそらくフランチェスコにも同じことが起こったのだろう。監督の振る舞いは称えられたものではない。私の時は(当時の監督)オッタヴィオ・ビアンキが相手だった。自分の時の記憶がよみがえったようだ。彼に相応しくない終わり方だった」


