Serge Gnabry Bayern Munich 2019-20Getty Images

“ロンドンキラー”ニャブリが2ゴール!バイエルンが敵地でチェルシーを粉砕

現地時間25日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグが行われ、チェルシーはホームのスタンフォード・ブリッジにバイエルンを迎えた。

2011-12シーズンのCL決勝と同カードとしても注目を集めたこのカード。下馬評ではヌゴロ・カンテをはじめ主力に負傷者のいるチェルシーに対し、ブンデスリーガで首位を走る好調バイエルンが有利とされたが、大方の予想通りバイエルンがボールを保持する展開に。

開始わずか1分、高い位置でボールを奪い、トーマス・ミュラーがオープングシュートを放ったバイエルンは、11分にもミュラーとのワンツーで最終ラインを突破したキングスレイ・コマンがペナルティーエリア手前からシュートを放つもゴール右へと外れる。

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スタンフォード・ブリッジでもホームゲームのようにボールを回すバイエルンは15分、チアゴ・アルカンタラの浮き球パスに抜け出したロベルト・レヴァンドフスキがエリア内左で受けダイレクトでシュートに行くも、飛び出したGKウィリー・カバジェロが体を張ってブロックする。

27分にも、右サイドからカットインしたミュラーのスルーパスにレヴァンドフスキが抜け出すが、飛び出したGKカバジェロが再び体を張ってブロック。29分にはスローインを受けたミュラーが左サイドから切り込んで右足で巻いたシュートを放つも曲がり切らずゴール右へとわずかに外れる。

ボールを持たれているチェルシーだが、前線からのプレスは非常に統制されており、ゾーンの受け渡しもスムーズなため、バイエルンの最終ラインが出しどころに困る場面も散見される。34分にはそうした前からの守備がハマり、GKマヌエル・ノイアーのミスキックかチャンス到来。マテオ・コヴァチッチのスルーパスをエリア内左で受けたメイソン・マウントの折り返しにオリヴィエ・ジルーが足を伸ばすもわずかに届かず。

ヒヤリとしたバイエルンだが、すぐに決定機を作り出す。35分、ミュラーのポストプレーから左で受けたセルジュ・ニャブリのクロスに反応したのはミュラー。ゴール前でフリーとなりバックヘッドで合わせると、これがクロスバーを叩く。

前半終了間際にはチェルシーに決定機。カウンターから左サイドで受けたマルコス・アロンソがスライディングに来たバンジャマン・パヴァールをやり過ごして左足でシュート。これはGKノイアーが横っ飛びではじき出したが、ようやくチェルシーが枠内シュートを放った場面だった。

決勝トーナメント特有の緊張感が漂う中、スコアレスで迎えた後半、51分に均衡が破られる。中盤で競り合ったチアゴが冷静な浮き球コントロールからニャブリにパスを通すと、ペナルティーエリア内左に流れたレヴァンドフスキへとパスが渡る。シュートも打てる場面で中央への折り返しを選択すると、走り込んできたニャブリが押し込んでバイエルンが先制する。

そのわずか3分後、ノイアーのロングキックをレヴァンドフスキが頭で落とし、受けたニャブリから再びレヴァンドフスキへ。絶妙なタメからエリア内にラストパスを送ると、走り込んだニャブリがゴール右へと流し込み、あっという間にバイエルンがリードを広げた。

グループステージで同じロンドンのトッテナムから1試合で4ゴールを奪うなど“ロンドンキラー”ぶりを発揮しているニャブリは、59分にもミュラーの折り返しをボレーで捉える。決めればハットトリックという場面だったが、これはゴール上へと打ち上げてしまう。

2点を追うチェルシーは61分、ロス・バークリーとジルーを下げてウィリアンとタム・エイブラハムを投入。2枚替えで流れを変えようと試みる。一方のバイエルンも65分、ハムストリングを痛めたコマンがフィリペ・コウチーニョとの負傷交代を余儀なくされる。

69分、ヨシュア・キミッヒのパスを奪ったマウントが強引にシュートを放つが枠を大きく外れる。チェルシーにとってはこれが後半最初のシュートとなった。

73分にはセサル・アスピリクエタに代えてペドロを投入し交代枠を使い切ったチェルシーが徐々にペースを掴み始めたかに思われた76分、左サイドをスピードに乗って突破したアルフォンソ・デイヴィスの折り返しをフリーのレヴァンドフスキが難なく押し込み、バイエルンが敵地で3点目を奪う。

82分、バイエルンのカウンターの場面でレヴァンドフスキと交錯したアロンソにイエローカードが出された後、VARの確認により、故意に顔を叩いていたとしてレッドカードに変更へ。チェルシーは交代枠も使い切り、3点ビハインドの上に1人退場という非常に厳しい状況に追い込まれる。

こうなると余裕をもってボールを回すバイエルンが完全に試合をコントロール。一矢報いたいチェルシーだが、10人で攻めに出れば致命的な4失点目を奪われるリスクも大きい。アディショナルタイムの4分間もボールを回しながら試合を終わらせたバイエルンが、ホームでのセカンドレグに向けて大きな3ゴールを奪い先勝した。

セカンドレグは3月18日にバイエルンのホームで行われる。

■試合結果
チェルシー 0-3 バイエルン

■得点者
チェルシー:なし
バイエルン:ニャブリ(51分、54分)、レヴァンドフスキ(76分)

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