かつて“世界最高の左サイドバック”と称されたロベルト・カルロス氏が、インテルから去りレアル・マドリーに移籍した1996年の出来事を回顧している。
R・カルロス氏はFIFA公式の『Instagram』のアカウントを通じて、当時を振り返った。
「インテルで僕はウイングとしてプレーしていた。最初の7試合で7ゴールを決めたりしたからね。だけど『本来プレーする場所じゃない』と思っていて、色々な葛藤があったよ」
「攻撃的な位置でプレーするのは自分のためにならないと思っていたからね。そこで(マッシモ)モラッティ会長とも話して、ウイングではプレーできないと直接伝えたんだ」
「結果的にインテルではうまくいかず、マドリーへ行くことにしたのさ。それが唯一の解決方法だったんだ。モラッティ会長と話した同じ日、ロレンソ・サンス会長(当時)と会う機会があってね。わずか10分ほどでマドリーに行くことを決めたんだ。あの時のスピード感はとても迅速だったよ」
1973年生まれのR・カルロス氏は1995年夏にパルメイラスからインテルに移籍し、欧州初上陸。だが当時インテルを指導していたロイ・ホジソン監督はR・カルロスの攻撃センスを気に入り、左サイドバックではなく左ウイングで起用していた。
結果的に1年でインテルから去ったR・カルロスだったが、1996年~2007年まで在籍したレアル・マドリーでは“ガラクティコス”の一員としてチームを支え、リーガ・エスパニョーラ4度、UEFAチャンピオンズリーグ3度と、多くのタイトルを獲得している。
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