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【ロシアW杯直前】W杯を指揮した日本代表の歴代監督を振り返る

日本代表の新監督・西野朗氏の特徴

西野朗新監督は、1990年に日立製作所で選手としての活動を終え、1991年から日本U-20やU-22、柏レイソル、ガンバ大阪、名古屋グランパスなどの監督として、選手の指揮に当たっている。選手時代も攻撃的MFとして鳴らしたように、監督としても守備よりも攻撃に重きを置くスタイルを貫いているのが特徴とも言える。なお、J1リーグにおいて270勝を挙げているが、これは監督として歴代最多の勝利数である。

過去のW杯で指揮した日本代表監督

日本は1998年フランス大会から6回連続ワールドカップ本戦に出場している。過去5回の監督と戦績は以下のとおりである。

1998年 フランス大会

岡田武史監督(1997年10月~1998年6月)、1998ワールドカップ予選とグループリーグ戦を戦い、9勝4分6敗。

2002年 日韓共同大会

フィリップ・トルシエ監督(1998年10月~2002年6月)、アジアカップや2002ワールドカップ予選、グループリーグ戦、決勝トーナメント等を戦い、24勝17分11敗。

2006年 ドイツ大会

ジーコ監督(2002年7月~2006年6月)、アジアカップや東アジア選手権、2006ワールドカップ予選、グループリーグ戦等を戦い、38勝15分19敗。

2010年 南アフリカ大会

岡田武史監督(2008年1月~2010年6月)、イビチャ・オシム監督から引き継ぎ、ワールドカップ南アフリカ大会を指揮することとなった。東アジア選手権や2010ワールドカップ予選、グループリーグ戦、決勝トーナメント等を戦い、26勝13分11敗。

2014年 ブラジル大会

アルベルト・ザッケローニ監督(2010年10月~2014年6月)、アジアカップや2014ワールドカップ予選、グループリーグ戦等を戦い、30勝12分13敗。

ロシアW杯後の新監督候補

今まで、ワールドカップ終了の度に監督交代が実施されてきた。西野監督は2ヶ月あまりの非常に短期の指揮官となるが、ロシアワールドカップ終了後はやはり別の監督に代わると予想されている。さまざまな監督が候補として挙げられているが、アーセナルの監督を2017-18シーズン限りで辞めることになる名将アーセン・ヴェンゲル氏も候補に挙がっている。プレミアリーグでいかんなく発揮してきた指導力を、日本においても見せてくれるのか期待は高まる。

さまざまな監督が率いてきたワールドカップ日本代表チーム。2018ロシアW杯は、西野朗監督が率いることとなる。わずか2ヶ月しか準備期間がないという追い込まれた状況で、どこまで持ち前の攻撃的なスタイルのチーム作りができるのか楽しみでもある。追い込まれた状況にあるのは選手たちも同じだ。準備は短期間ながら日本らしいサッカーができるのか、サポーターとして気合を入れて応援しよう。

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