2017-09-01-japan-kozo tashima(C)Getty Images

「ロシアもぜひ」ハリルホジッチ監督で…田嶋会長と西野朗技術委員長が続投の意向

2018 FIFAワールドカップロシア アジア最終予選 第9戦が31日に行われ、日本代表は埼玉スタジアム2002でグループB3位のオーストラリア代表と対戦した。日本は浅野拓磨、井手口陽介のゴールで2-0でオーストラリアを下し、ロシアW杯出場権を獲得。6大会連続となる、本大会への切符を勝ち取った。

オーストラリア代表戦後、日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長と、JFA技術委員長の西野朗氏がアジア最終予選を振り返り、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督を続投させる意向を示した。

「良い勝ち方ができて良かったと思っています。まずは応援してくださった、さまざまなサポーターや我々のパートナーや選手、それを支えた家族、監督、コーチ、全ての皆さんに感謝したいと思います。今まで歴史を築いてきた、多くのサッカーの方々。それがあって今があると思っています。必ずしも楽な戦いではなかったですが、ホームでW杯のチケットを取ったことは、日本のサッカーにとって大きかったと思っています。本当に感謝の言葉しかないです」と、感謝の意を示した田嶋会長。

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ハリルホジッチ監督と試合後に話をしたか聞かれると、「メルシー(ありがとう)しかないですね」と、軽く会話を交わしただけだと答えた。それでは選手たちと話したのかと聞かれると、「話しました。特に4名(DF植田直通、MF髙萩洋次郎、FW杉本健勇、FW武藤嘉紀)、(出場メンバーに)入らなかった選手たちね」と話し、「彼らも喜んでくれて、それがうれしかった」と続けた。

W杯出場を決めたが、最もプレッシャーを感じた時期を問われると、「僕はイラク戦ですね」とアウェイで1-1の引き分けに終わった試合を挙げた。「本来であれば4点、5点取ってと、自分なりの勝手なシナリオを立てていたのですが」と続け、本当は最後の2試合となるオーストラリア代表戦、特に最終戦・サウジアラビア代表戦までは持ち込みたくなかったと本音を明かした。

「今日は井手口(陽介)が活躍してくれたが、自分としては若手がどんどん出てくる」ことを期待していると語る田嶋会長。ハリルホジッチ監督との契約について聞かれると「こういう勝ち方をして決めてくれたんだから、ロシア(W杯)もぜひ、やってもらいたい」と、自身の考えを述べた。

西野技術委員長も、田嶋会長と同じ考えを持っているようだ。ハリルホジッチ監督との契約について問われると「こういう突破の仕方、継続性を考えれば、引き続きロシアまでやってもらいたい」と、自身の意向を明かした。なお、試合については「短い準備期間でしたけど、選手1人ひとりが、自分のタスクをしっかり果たしてくれた。全体的にも連動性のある守備が目立った。選手を交代するタイミングや起用も良かったと思います。全てプラン通り戦えたと思います」と、ハリルホジッチ監督の手腕を高く評価。ほかの技術委員も、同様に満足していたと明かした。

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