現地時間25日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)はリーグフェーズの第5節が行われ、マンチェスター・シティはホームのエティハド・スタジアムにレヴァークーゼンを迎えた。
4試合を終えて3勝1分の4位につけているシティは、エースのハーランド、ドク、フォーデン、ベルナルド・シルバ、ルベン・ディアス、ドンナルンマらをベンチに置くターンオーバーを採用。トップにマーモウシュ、両翼をサビーニョとボブが務め、中盤はラインデルス、ニコ・ゴンサレス、リコ・ルイスが組み、トラフォードがゴールマウスを守った。
一方、ここまで1勝2分1敗で後のないレヴァークーゼンはタプソバとアンドリッヒが出場停止。バデ、クアンサー、ベロシアンの3バックに、ウイングバックはグリマルドとポク、前線はシックを頂点にティルマンとコファネがサポートする布陣で優勝候補に挑んだ。
立ち上がりからボール保持で上回るシティに対し、レヴァークーゼンは両ウイングバックが下がって5バックで対応。押し込まれる展開となるが、最後のところで体を張った守備を披露し、決定機を与えない。
すると迎えた23分、クアンサーからのクサビのパスを中盤で受けたティルマンが右に展開し、マザの右クロスをゴール前のコファネが落とすと、エリア内左に走り込んだグリマルドが左足ボレーで捉える。これがブロックに入ったクサノフとストーンズの股を抜けてゴール右へと決まり、守勢の続いていたレヴァークーゼンが先制に成功した。
先制を許したシティはハーランドやドクといった圧倒的な“個”を欠き、レヴァークーゼンの集中した5バックを崩すには至らない。45分には高い位置でボールを奪い、ラインデルスがドリブルでエリア内に侵入しシュートを放つが、この決定機はGKフレッケンが正面ではじき返した。
後半、1点を追うシティはアイト・ヌーリ、ボブ、R・ルイスを下げてドク、フォーデン、オライリーを投入し、ギアを上げて反撃に出る。
しかし、次の1点を取ったのはまたしてもレヴァークーゼン。55分、大きなサイドチェンジをペナルティーエリア左で受けたグリマルドが戻し、受けたマザが右足で入れたクロスをゴール前には走り込んだシックが頭で合わせると、ゴール右へと決まってレヴァークーゼンが2-0とリードを広げた。
こうなると出し惜しみはできないシティ。65分にマーモウシュとクサノフを下げてハーランドとシェルキを投入し勝負に出る。
70分、カウンターの応酬からハーランドが抜け出し決定機を迎える。しかし、至近距離からのシュートは飛び出してコースを消したGKフレッケンがブロックしてピンチをしのいだ。
その後も人数をかけて押し込んでいくシティに対し、レヴァークーゼンは全員が自陣に戻ってゴール前を固め、ただ守るだけではなく機を見てカウンターを仕掛けていく。
猛攻を仕掛けるシティだが、レヴァークーゼンも体を張った集中した守備で跳ね返し、決定機を作らせない。アディショナルタイムの2分間でもシティにゴールを与えなかったレヴァークーゼンがCL2連勝を飾り、敗れたシティはCL初黒星、公式戦2連敗を喫することとなった。
■試合結果
マンチェスター・C 0-2 レヴァークーゼン
■得点者
レヴァークーゼン:グリマルド(23分)、シック(55分)





