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レアル・マドリーに0-4完敗のジローナ…監督ミチェル「マドリーに屈服させられた。私たちは彼らと優勝争っていない」

10日のラ・リーガ第24節、ジローナは敵地サンティアゴ・ベルナベウでのレアル・マドリー戦に0-4で敗れた。ミチェル監督は試合後、完敗だったことを認めた。

ラ・リーガ首位レアル・マドリーを勝ち点2差で追っていた2位ジローナだったが、この頂上決戦でその力量差を見せつけられた。自慢の攻撃的フットボールは本職センターバック不在のマドリー守備陣にことごく跳ね返され、彼らのトランジションを生かした攻撃の餌食に。FWヴィニシウス・ジュニオール、MFジュード・ベリンガム(2得点)、FWロドリゴのゴールを許して敗戦を喫している。

試合後会見に出席したミチェル監督は、自分たちがレアル・マドリーと優勝を争えるレベルにないことを繰り返し強調。ジローナの今季の目標は、あくまで欧州カップ出場であるようだ。

「私たちのレベルが足りなかった。正面から勝負したかったが、最高レベルのマドリーにはやはり届かない。自チームを非難する必要はないんだ。単純に、彼らのレベルにはないということなのだから。この経験もまた、向上することに役立つだろう」

「私たちにとって今季は相変わらず素晴らしいものだ。マドリーとの対決は、私たちのリーグ戦とは関係がないことなんだよ。彼らと張り合うには一〜二歩足りない。今日は一度だって勝てると感じられなかった。それでも、私たちは夢を追いかけ続けるよ」

「今日のようなレベルのマドリーと競えるチームは世界に4〜5チームしか存在しない。ジローナは私たちのリーグ戦を続けていくだけだよ。自分たちが参加するリーグ戦のライバルは、アスレティック、レアル(・ソシエダ)、ベティス、バレンシアだ。欧州カップに出場するため努力するよ」

ミチェル監督はベンチ入り禁止処分のために、テクニカルエリアではない場所で試合の様子を見守っていた。

「私もまだ成長している段階だ。上から試合を眺めていると、また異なる内容が見えてくるね。今日はおそらく、私の選手たちを必要以上に苦しめてしまった。私は(マドリーに)屈服させられた。彼らとの競争が私たちの戦いではないことを痛感したよ」

レアル・マドリーからの興味が噂されるDFヤン・コウトは、この一戦でヴィニシウスとのマッチアップに苦慮。失点に何度も絡んでしまい、試合終了後には涙を流していた。

「彼は素晴らしいレベルの選手だ。今日の内容には怒りを感じているかもしれないが、まだ21歳なんだよ。これも良い経験になるはずだ」

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