Takefusa KuboGetty Images

レアル・ソシエダ、アラベスとのダービーに0-1敗戦。久保建英は2試合連続で先発も調子上向かず…78分に交代

6日のラ・リーガ第15節、レアル・ソシエダは敵地メンディソロサでのアラベス戦を0-1で落とした。日本代表MF久保建英は2試合連続で先発出場を果たし、78分に交代でピッチから下がっている。

ラ・リーガ前節では強豪ビジャレアルを相手にじつに6試合ぶりの敗戦を喫したソシエダ。このアラベスとの“バスク・ダービー”で勝利を取り戻したいところである。フランシスコ監督は前節に引き続き、負傷離脱中のオヤルサバルの代わりにサディクを最前線で起用(好調バレネチェアはスーパーサブ)。使用フォーメーションは4-1-4-1で、中盤から前線のスタメンはアンカーにゴロチャテギ、2列目に久保、ブライス、ソレール、ゲデス、1トップにサディクとなっている。

客席の大部分が埋まったメンディソロサ。前半は互いにボールを求めて、それと同時に、激しいプレスで相手のボール保持を嫌う展開に。いつも通り右サイドに位置する久保はというと、ボールがなかなか届かなかったのもあるが、届いてもキレが完全に戻っていないのか、いつものドリブル突破は見られない。

ソシエダは30分過ぎ、CKから立て続けにチャンスを迎えたが、ソレールのヘディングシュートはGKシベラに弾かれ、ジョン・マルティンが頭で合わせたボールはポストに当たった。ゴールを物にできなかったアウェーチームは、そのツケを払うように前半ATに失点。ソレールがペナルティーエリア内でハンドを犯してアラベスのPKが指示される。キッカーのルーカス・ボジェがシュートを決め切り、ハーフタイム前に観客を沸かせている。

後半、ソシエダはポゼッション率を上げて攻めの姿勢を見せるも、同点ゴールは遠い。フランシスコ監督は56分にサディクをバレネチェアに代えるなど打開を図り、久保も右サイドでボールを持つ機会が増えたが、堅守を見せるアラベス相手に苦戦する状況は変わらない。バレネチェアがボールを持ってからプレーを開始する癖のある久保に対し、裏抜けも狙うよう叫んでいるような様子も見受けられた。

フランシスコ監督は78分に2枚交代カードを切り、久保、ゴロチャテギを下げてザハリャン、カリカブルを投入。久保はバレネチェアが出場してから活性化されたチームで、少し存在感を示したが、全体的には負傷から復帰した第11節アトレティック・クルブ戦から低調なプレーが続いている。

ソシエダは終盤、アラベスを自陣に押し込めて猛攻を仕掛けたが、結局同点ゴールは奪えずダービー敗戦を喫することになった。2連敗の同チームは、勝ち点を16から伸ばせず、暫定で12位に位置している。

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