レアル・マドリーに、FWアルバロ・モラタを安売りつもりはない様子だ。スペイン『マルカ』が報じている。
出場機会を求めて移籍を志願しているモラタに対しては、マンチェスター・ユナイテッドを含む複数クラブが関心を寄せている。
だがマドリーの考えは一貫している。「モラタが欲しければ、9000万ユーロ(約110億円)を準備しろ」これがマドリーの姿勢だ。今夏モナコFWキリアン・ムバッペらの獲得がうわさされる同クラブだが、現時点で補強資金を捻出するため選手売却を必要とする状況には置かれていない。そのことが、マドリーに強気の姿勢を貫かせている。
マドリーはモラタの売却を急いてはいない。移籍市場が閉まる8月31日まで、他クラブの動きを様子見する構えだ。ただ、今のマドリーとユナイテッドの関係は良好とは言えない。2014年夏、GKダビド・デ・ヘアの移籍に際して書類のやり取りで両クラブ間に理解の齟齬が生まれ、移籍が失敗に終わった過去があるからだ。
ジネディーヌ・ジダン監督はモラタの残留を望んでいる。モラタが来季もマドリーでプレーすることは、指揮官にとって何ら問題にならない。一方で9000万ユーロを準備できるクラブが現れれば、モラタは移籍に傾くことになる。
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