■コパ5回戦第2戦 レアル・マドリー 2-2 ヌマンシア
レアル・マドリー:L・バスケス(10分、59分)
ヌマンシア:ギジェルモ(44分、82分)
10日にコパ・デル・レイ5回戦第2戦が行われ、レアル・マドリーは本拠地サンティアゴ・ベルナベウでヌマンシアと対戦している。
第1戦を3-0で制したマドリー。C・ロナウド、ベンゼマを招集外としたジダン監督はテオ・エルナンデス、バジェホ、ジョレンテ、セバジョス、マジョラルらに出場機会を与えている。
マドリーは8分、ショートコーナーからボールを受けたアセンシオが、自ら切れ込み左足でミドルシュートを放つ。しかし、これはわずかに右に外れる。
均衡が破れたのは10分だった。マドリーが先制点を奪取する。カルバハルのアーリークロスに、L・バスケスがヘディングで合わせ、GKムニルを破った。
リードを奪ったマドリーだが、以降はなかなか決定機を生み出せない。すると44分、ヌマンシアがまさかの同点ゴールを奪う。カウンターからダニ・ニエト、マテウとつなぎ、左サイドからの低いアーリークロスにギジェルモが右足を合わせてネットを揺らした。
ヌマンシアの同点弾直後に、前半終了のホイッスルが鳴る。ベルナベウの観衆は、不甲斐ないパフォーマンスを見せる選手たちに容赦なくブーイングを浴びせる。
ジダン監督は後半開始からカルバハルに代えてアクラフを投入。47分には、セバジョスのヒールパスを受けたL・バスケスがクロスを上げ、ニアサイドにアセンシオが飛び込む。しかし、ぎりぎりで合わない。
マドリーは54分、左サイドでボールを受けたセバジョスがエラシコでウナイを抜き去る。ベルナベウが一瞬にして沸いた。セバジョスからのパスを受け取ったナチョが反転してシュートを打ったが、バーの上に外れる。
マドリーは59分に勝ち越し弾を手にする。アセンシオのクロスに、マジョラルがヘディングを放つ。GKムニルの目前でL・バスケスがコースを変え、この試合2点目をゲットした。
再び先行したマドリーだが、試合を閉められない。もたついている隙に、ヌマンシアが息を吹き返す。82分、サウールのクロスに、ギジェルモがヘディングを叩く。GKカシージャを破り、ヌマンシアは土壇場で追いついた。
マドリーは2試合合計スコア5-2でヌマンシアを下してベスト8進出を決めた。しかしながら、ベルナベウでは調子の上がらないチームに対するため息が漏れている。




