レアル・マドリーMFマルコ・アセンシオは、ジネディーヌ・ジダン監督の信頼をしっかりと勝ち取ったようだ。
2013年夏、当時マジョルカのユースに所属していたアセンシオは、ある日トップチームの練習に参加した。マジョルカの主力3選手は、練習後にホセ・ルイス・オルトラ監督にこう進言したという。「今日僕たちと一緒に練習したユースの選手はとても、とても良い選手だ。彼はトップに残るべきだよ、監督」。それから数カ月後、2013年10月にアセンシオは17歳の若さでプロデビューを飾った。
それから2年後、エスパニョールへのレンタル移籍を経て復帰したアセンシオは、マドリーのプレシーズンに参加。そこでジダン監督の目に留まり、「彼は我々のところに残る」と残留を決断させたのである。
MFルカ・モドリッチ、トニ・クロース、マテオ・コバチッチ、ルーカス・バスケス、ハメス・ロドリゲス、イスコ...。マドリーの中盤には、そうそうたるメンバーが名を連ねる。だがアセンシオは復帰後公式戦初出場となったUEFAスーパーカップ・セビージャ戦で30メートル弾を沈め、このチームでポジションを争えることを証明した。結果、ここまで27試合に出場して8得点を挙げている。
それでも、アセンシオが満足行く出番を得られているとは言えない。リーガエスパニョーラでのプレータイムは、678分。これは第3GKルベン・ヤニェス、FWマリアーノ・ディアス、DFファビオ・コエントランに次いで下から4番目の数字だ。
ジダン監督はアセンシオにより多くの出場機会を与えたいと考えている。フロレンティーノ・ペレス会長に、アセンシオの競争相手を減らすように懇願したとされる。そのためクラブはハメス・ロドリゲスの放出を真剣に検討し始めている模様だ。
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