レアル・マドリーの近年の成功において、ジネディーヌ・ジダン監督の功績は大きいようだ。
2016年1月にトップチームの指揮官に就任したジダン監督。フランス人指揮官は類まれなる戦術眼とカリスマ性でチームを立て直し、ここまで7つのタイトルを奪取している。
ジダン監督の就任1年目にチャンピオンズリーグ(CL)制覇を達成したマドリーは、そのおかげで2950万ユーロの利益を得た。翌年には前人未到だった同大会連覇を達成し、さらに5420万ユーロを懐に入れた。
また今季のCLで本選に出場するマドリーには、1270万ユーロが入ってくる。加えてUEFAスーパーカップ優勝で400万ユーロ(ジダン監督指揮下で2度優勝を飾っているため合計800万ユーロ)、クラブ・ワールドカップ制覇では500万ユーロがクラブの収益に加えられた。
ジダン監督はタイトル獲得で総額1億900万ユーロ(約141億円)をマドリーにもたらしている。就任当初こそ経験不足を指摘された指揮官だが、結果で周囲を黙らせた格好だ。


