1月に入って調子を上げているレアル・マドリーだが、その中で一人取り残されている選手がいる。スペイン代表MFMFイスコ・アラルコンである。スペイン『アス』が「イスコはジダンの荷車から落ちた」との見出しで、スペイン屈指のファンタジスタの苦境を報じた。
昨季途中からジネディーヌ・ジダン監督の信頼を勝ち取り、リーガエスパニョーラ、チャンピオンズリーグ(CL)の二冠達成に貢献したイスコ。今季序盤も引き続き主力としてプレーしてきた同選手だが、チームは不調に陥り、ジダン監督が変化を加える中で出場機会を減らしている。
ジダン監督は2018年に入り、イスコよりも負傷明けのMFガレス・ベイル、またMFマルコ・アセンシオ、MFルーカス・バスケスの起用を優先。イスコのここ10試合における先発出場数は3試合にとどまり、出場時間のパーセンテージはわずかわずか38%となっている。
『アス』はまた、イスコが最近の試合ですでにレアル・マドリーでプレーし続けることをあきらめている様子とも指摘。CL決勝トーナメント1回戦パリ・サンジェルマン戦のセカンドレグでのジダン監督との冷え切った挨拶や、10日のリーガ第28節エイバル戦でチームメートや相手選手がピッチに倒れている状況でも気に留めなかった様子を紹介している。
レアル・マドリーが今季前半戦に不調に陥った要因として、イスコの球離れが再び悪くなったことを指摘する声もあったが……スペイン屈指のファンタジスタはこのまま輝きを失ってしまうのだろうか。


