ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督がルール変更について自身の見解を語った。ドイツ誌『シュポルト・ビルト』が報じている。
サッカー界ではルール変更に関して様々な議論が交わされている。ゴールラインテクノロジーやビデオ判定の導入などがその代表例だ。FIFA技術開発部門のチーフオフィサーであるマルコ・ファン・バステンが“オフサイドがなかったらサッカー界はこうなるのではないか”という独自の見解を示したことも話題となった。
レーブ監督は、いくつかのルール変更について賛同の姿勢を示したが、オフサイドに関しては現状維持を望んでいるようだ。
「交代枠を4人に増やすことは賛成だ。それに、一時的な退場処分がイエローカードを提示するよりも有効な場面というのは存在する。それでも、オフサイドルールの廃止には反対だよ。撤廃された場合、僕だったら相手ペナルティーエリア内に2人の選手を残すだろう。そして、相手チームもそうするんじゃないかな。そしたら攻撃はロングボールを中心に展開されるだろうね。オフサイドの廃止はサッカーを根本から変えてしまうよ。興味深く、複雑な戦術が用いられている今のサッカーというのは無くなってしまうだろうね」
フランス対スペインの一戦で、新たな試みとして導入されたビデオアシスタントレフェリーの存在が大きくクローズアップされた。テクノロジーの進化により、今後も様々なルール変更が予想される。未来のサッカーはどのような姿をしているのだろうか。