Jリーグは3日、翌日に控えたJリーグYBCルヴァンカップ決勝戦・セレッソ大阪対川崎フロンターレの前夜祭を開催した。式典で行われた質疑応答で、C大阪の尹晶煥監督と川崎Fの鬼木達監督が意気込みを語った。
チームのコンディションや雰囲気について問われると、尹監督は「うるさく感じるぐらい元気が良くて、相手がどこでも勝てるような雰囲気です」と自信をのぞかせる。「ルヴァンカップには当初、出場機会の少ない選手や若手を出場させて育成するという目的がありました。しかし、リーグ戦で良くなかった時にルヴァンカップの選手たちが良い姿を見せて、チームの雰囲気を変えるきっかけになってくれた」と、チーム全体の成長に対する手ごたえを語り、以下のように続けた。
「目に見えない選手間の競争があり、家族のような雰囲気でここまで来ることができた。明日はここにいない選手たちの分まで、ここにいる選手が出し切ってくれると思っています。セレッソ大阪の新しい1ページを書けるように、全力を尽くしたい」
同じ質問に対して鬼木監督は、「すべての選手に『自分がやってやろう』という気持ちが表れていて、トレーニングから躍動感がある」と目を細める。「それを明日ピッチで表現してくれれば、最高のゲームができると思います」と胸を張った。
決勝戦に勝つための鍵となるポイントについては、両監督ともにメンタル面の重要性を強調。尹監督は「技術は川崎Fも私たちも良いものを持っている。精神的な面で、どちらがより走って、より強くぶつかるのかが勝負を左右すると思います」と話し、鬼木監督は「我々は気持ちのところをこの1年間ずっと言い続けていますし、選手もそこを求めてやってきてくれています。やはり気持ちのところがカギになると思います」と述べた。
決勝は4日13:05に埼玉スタジアム2002でキックオフされる。
