ベルギー代表に招集されているマンチェスター・ユナイテッドのロメル・ルカクが、クラブ側がズラタン・イブラヒモビッチと再契約を結ぶことを事前に知っていたことを明かした。
代表の合宿中にルカクは記者の前で「実は、ズラタンがユナイテッドと再契約を結ぶことは事前に知っていたんだ。誰にも言わなかったけどね。まだ彼とは直接会っていないよ」と発言。
「ズラタンはユナイテッドや我々に多くのものをもたらしてくれる選手だと思う。プレミアリーグで優勝するという使命があるし、目標を達成するために僕も力添えになりたいと思っているよ」
イブラヒモビッチはじん帯の負傷で、復帰は来年1月頃になるものと見られるが、「2人のストライカーがいることでチームの選択肢は増えると思う。チャンピオンズリーグで上位まで行ったら、僕らのターンオーバーももっと効果的になると思う。これでユナイテッドは冬にFWの補強をしなくてもいい状況にもなったしね」と続け、ルカクはイブラヒモビッチとのスタメン争いよりも、チーム全体の総合力向上、ターンオーバーでの役割において、大きなプラスの効果があると見ているようだ。
ルカクは8月31日に行われたベルギーvsジブラルタルで、ハットトリックの活躍を見せ、9－0の勝利に貢献していた。
当面のところ、ルカクは好調を維持しているが、イブラヒモビッチが戦列復帰するまで、前線でチームの屋台骨を支え続けることができるのか。それがマンチェスター・Uの今季の成績を占ううえで、一つの焦点となりそうだ。