■ブンデスリーガ第10節 レヴァークーゼン 2-1 ケルン
レヴァークーゼン:ベイリー(54分)、スヴェン・ベンダー(74分)
ケルン:ギラーシ(23分)
ブンデスリーガ第10節が28日に行われ、レヴァークーゼンとケルンが対戦した。
ケルンは今シーズン、ブンデスリーガでいまだ白星なし。その中で先発出場を続ける大迫勇也はこの日、右サイドのアタッカーとしてピッチに入った。
好スタートとはならなかった両チームだが、負けられないライン・ダービーでは気持ちの入ったプレーを見せ、序盤から激しい攻防が繰り広げられる。
ケルンは2割程度という低いポゼッションながら、先制に成功する。右サイドのスローインからセルー・ギラーシが巧みなトラップから、左足で流し込む。シュートはヒットしなかったものの、GKベルント・レノの逆を突いて、ゴールラインを越えていった。
このゴールで勢いづいたケルンが、前半の残り時間も押し込み、1点リードで終了する。
1点ビハインドのレヴァークーゼンはハーフタイムで2枚替えを敢行。流れをつかみに動く。すると54分、後半から出場していたルーカス・アラリオが中央でボールを受けて起点となると、ケビン・フォラントにつなぎスルーパス。これにレオン・ベイリーが抜け出して、GKもかわし、ゴールへと流し込んだ。
また、ケルンは64分には大迫を途中交代。後半に入って足を痛めるシーンもあり、その影響からかシュート0本でピッチを早々に去った。
同点弾で息を吹き返したレヴァークーゼンが、ユリアン・ブラントの仕掛けなどからゴールを脅かしていく。GKティモ・ホルンの好守の前にゴールを割れずにいたが、74分に逆転に成功する。コーナーキックからヨナタン・ターが頭で合わせると、そのボールをダイレクトでスヴェン・ベンダーがボレーで叩き、レヴァークーゼンが勝ち越した。
反撃に出たいケルンであったが、コーナーキックのカウンターから失点。ベイリーがスピードを生かして突破すると、最後はフォラントが左足で流し込んだ。しかし、その後ビデオ判定により、ベイリーが直前のプレーでハンドを犯していたとしてゴールは取り消しとなった。
それでも、試合はそのまま2-1で終了し、ホームのレヴァークーゼンが勝ち点3を手にした。ケルンはリーグ戦で開幕から未勝利が続いている。




