マジョルカは10日、リーガ・エスパニョーラ第13節でビジャレアルとのホーム戦を迎え、3-1の勝利を収めた。この試合でPK獲得にリーガ初ゴールと大車輪の活躍を見せたMF久保建英は、大きな満足感を表している。
衝撃的だった。2試合連続スタメンで、4-2-3-1の右ウイングとしてプレーした久保はまず11分、鋭い突破でDF2選手の間を割ると、イボーラに倒されてPKを獲得。ラゴ・ジュニオールがこのPKを確実に決め、マジョルカの先制に貢献した。そして2-1で迎えた53分にはペナルティアーク左手前からボールを受けて左足を振り抜き、リーガ初ゴールを記録している。
チームの勝利の立役者となった久保は、この試合直後にスペイン『モビスタール・プルス』とのインタビューに応じ、自身のプレーについて「最初のボールコントロールがうまくいきませんでしたが、チームメートたちは僕を支えてくれて、その後にはいくつもチャンスをつくることができました。どんどん試合に入り込むことができましたね」と発言。またリーガ初ゴールをどれだけ夢見ていたかとの問いには、次のように返した。
「ここまで毎夜のように夢見ていました。大きな夢が叶いましたが、進み続けなくてはいけません」
久保はその一方で「ハーフタイムにチームメートのアリダイから、ゴールを決めるためにはシュートを打たないといけないと言われました。それでゴールが決まりましたし、彼のおかげでもありますね」と、今回のゴールがチームメートからの助言もあって生まれたことも明かし、さらにインターナショナルウィークを良い形で迎えられることを喜んでいる。
「インターナショナルウィーク前の試合でしたし、勝ってそこを迎えるか、負けて迎えるかには大きな違いがあります。今回、僕たちには運がありましたし、こうした勝っている感覚で1週間の休みに突入するのは大切ですね。今後も進み続けなくてはなりません」
久保は最後に、今回の自身のパフォーマンスに点数をつけるとしたら何点かと質問され、笑顔を見せながら「10点満点と言いたいですが、いくつかミスもあったので9点にしておきます」と語っている。
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