チェルシーのアントニオ・コンテ監督は、25日のリヴァプール戦に向け、モハメド・サラーを警戒している。
2014年にバーゼルからチェルシーに加入したサラーだが、スタンフォード・ブリッジでインパクトを残せず、2シーズンのローン移籍を経て、2016年にローマに完全移籍。そして、今夏リヴァプールに加入した同選手は、現在得点ランキング1位の9ゴールをマーク。今シーズンからプレミアリーグで再挑戦するエジプト代表FWの活躍を受け、コンテ監督は警戒を強めているようだ。
コンテ監督は試合前の会見で、好調をキープするサラーについて「当時の彼は若かったが、今では大きく成長した。サラーは良い選手で、非常に危険だ。彼はテクニシャンで、スピードもあり、一対一の局面も得意とする。そして素晴らしいフィニッシャーでもある」と、かつてチェルシーで本領を発揮できなかったサラーの現状を称賛するとともに、チームにとって脅威になると話した。
続けて「しかし、サラーだけではなく(サディオ)マネ、(ロベルト)フェルミーノ、フィリペ・コウチーニョ、(ダニエル)スタリッジにも十分な注意を払わなければならない」とリヴァプールのアタッカー陣を抑える必要があると強調。
さらに、コンテ監督は「彼らには素晴らしい監督(ユルゲン・クロップ)がいる。彼は世界最高の指揮官の一人だと思っている」と昨シーズン1分け1敗の未勝利に終わったリヴァプール相手に戦うことは非常に難しいことだと認めている。
アゼルバイジャンでのカラバフ戦の後、中2日でビッグマッチを控えることに苦言を呈していたコンテ監督だが、敵地のリヴァプール戦でチェルシーはどのような戦いを見せるのだろうか。




