現地時間24日、イングランド・プレミアリーグは第3節が行われ、リヴァプールとアーセナルが対戦した。
まだ2試合を消化しただけとはいえ、連勝しているのはこの2チームのみとなった今シーズンのプレミアリーグ。リーグ唯一の3連勝を懸けて臨むこの一戦、お馴染みの強力3トップが前線に並ぶリヴァプールに対し、アーセナルも新戦力のニコラ・ペペがピエール＝エメリク・オーバメヤンと快足2トップを形成する。
立ち上がりからリヴァプールが攻勢に試合を進めるものの、アーセナルも浮足立つことなくゴール前で跳ね返していく。逆にペペとオーバメヤンのスピードを生かした、リヴァプールのお株を奪うようなカウンターも披露。11分には、GKアドリアンが飛び出してクリアしたボールをオーバメヤンが拾い、空いたゴールにボレーシュートを放つもゴール左へと外れる。
その後も回数こそ少ないものの、鋭いカウンターでリヴァプールゴールを脅かすアーセナルに対し、リヴァプールは両サイドバックが高い位置を取り、シンプルなアーリークロスを放り込むものの、ゴール前を警戒するアーセナル守備陣を前にチャンスにつながらない。
しかし、そうした難しい試合展開でもセットプレーで得点できてしまうのがリヴァプールの強み。41分、トレント・アレクサンダー＝アーノルドの右CKをゴール前でソクラティス・パパスタソプーロスに競り勝ったジョエル・マティプが頭で合わせてリヴァプールが先制。なかなか3トップが機能していなかったリヴァプールが1点をリードして試合を折り返した。
しかし後半、プレミア最強の3トップが本領を発揮。48分、ロベルト・フィルミーノのダイレクトパスに呼応したモハメド・サラーがダビド・ルイスにユニフォームを引っ張られ、PKを獲得。これをサラー自ら決めてリヴァプールが追加点を挙げる。
さらに58分、右サイドに開いてボールを受けたサラーが、詰めてきたダビド・ルイスと一瞬で入れ替わってそのままゴール前に突進。追いすがるナチョ・モンレアルを振り切り、左足でゴール左隅へと決めて3-0と突き放す。
思わぬ大差のつく展開となったが、61分にアーセナルはダニ・セバージョスに代えてルーカス・トレイラを投入。リヴァプールも69分にジョルジニオ・ワイナルドゥムに代えてジェームズ・ミルナー、77分にはマネを下げてアレックス・オックスレイド＝チェンバレンを投入する。
追いつきたいアーセナルは81分、ジョゼフ・ウィロックに代えてアレクサンデル・ラカゼットを投入。しかし、試合は完全にリヴァプールがペースを握っており、ボールを回しながら時間を使っていく。
85分、オーバメヤンがペナルティーエリア内左に侵入し、折り返しのボールをルーカス・トレイラが押し込んでアーセナルが1点を返す。その後も勢いに乗るアーセナルが攻勢に試合を進めたものの、反撃もそこまで。逃げ切ったリヴァプールがリーグ唯一の3連勝で単独首位に立った。
■試合結果
リヴァプール 3-1 アーセナル
■得点者
リヴァプール：マティプ（41分）、サラー（49分PK、58分）
アーセナル：トレイラ（85分）
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「※」は提携サイト『 Sporting News』の提供記事です
