リヴァプールの新星、18歳ネコ・ウィリアムズが脚光を浴びる…クロップ「かなり有望」

リヴァプールは5日、FAカップ3回戦でエヴァートンに1-0で勝利した。FW南野拓実のデビュー戦ということで大きな注目を集めたこの試合、決勝点を挙げたMFカーティス・ジョーンズと共に若手DFネコ・ウィリアムズが大きく評価を高めている。イギリス地元紙『リヴァプール・エコー』などが伝えた。

マージーサイド・ダービーとなった今回の試合、ユルゲン・クロップ監督は控えメンバーと若手に加え、新戦力の南野をセンターフォワードとして起用する構成で試合に臨んだ。右サイドバックで先発したネコ・ウィリアムズは、積極的な攻撃参加や随所に鋭いキックを披露するなどインパクトを残した。

9歳からリヴァプールの下部組織に所属していたネコ・ウィリアムズは、昨年10月に行われたアーセナルとのカラバオカップ4回戦でトップチームデビューし、いきなりアシストを記録。今回のエヴァートン戦はトップでの2試合目だった。

『ウェールズ・オンライン』は試合後、「ネコ・ウィリアムズとは何者か」と、18歳のDFに注目。3シーズン前までは攻撃的MFと右ウイングを務めていたことや、今夏に行われるEURO2020への招集が期待されていることなどを紹介した。

クロップ監督もエヴァートン戦後、アレクサンダー＝アーノルドより優れた右サイドバックがいるのかと問われ、「我々は若手選手の中から（アレクサンダー＝アーノルドに）対抗できるような選手を育成していきたいと考えている。ネコ・ウィリアムズはかなり有望なんじゃないかな」と語り、期待値の高さをうかがわせた。

エヴァートン戦で大きなアピールに成功したネコ・ウィリアムズ。好パフォーマンスを継続してアレクサンダー＝アーノルドのポジションを脅かす選手に成長していくか注目だ。