ザルツブルクはアウェーのリヴァプール戦で0-3から日本代表MF南野拓実が1ゴール1アシストと躍動するなどで同点に追いつくというカムバックを披露。最終的には3-4でチャンピオンズリーグ王者に屈したものの、その巻き返しは大きな話題を呼ぶことになった。
2日、クラブ史上初のCL本戦出場で2試合目に臨んだザルツブルクだが、30分までにサディオ・マネ、アンドリュー・ロバートソン、モハメド・サラーにゴールを許し、0-3のビハインドを背負うことに。しかし、前半の途中からザルツブルク率いるジェッシ・マーシュ監督は4-2-2-2から4-4-2システムに変更し、南野をトップ下に置くダイヤ型の中盤を采配した。
すると、39分にボックス内に侵入した韓国代表FWファン・ヒチャンがシュートフェイントでDFヴィルヒル・ファン・ダイクをかわし、強烈なシュートをゴール右に突き刺して1点返す。さらに56分、そのファン・ヒチャンが左サイドでクイックスタートからファーにフリーの状態の南野へクロス。右足ボレーでゴール左に突き刺し、1点差に迫った。そして、60分には今度は南野がゴール右前の位置でファン・ダイクの股を抜く低いクロスを通すと、途中出場の新星FWアーリング・ハーランドが押し込んでいる。
ユルゲン・クロップ監督は試合後の会見で、3点のリードを手放してしまう展開について「彼らはリスクを高め、守備的なミッドフィールダーを1人減らした。ライン間に10番(トップ下)を1人残したが、我々はそれでも中央から押し込もうと試みていた」と相手のシステム変更に対応できていなかったとコメント。「我々はそこでボールを失い、彼らは10番にボールを集め、その彼がファビーニョの裏を突いた。カウンターアタックだ。それがゲームの流れを変えたんだ」とも認めている。
一方で、マーシュ監督はチームを立て直すにあたってシステム変更の指示に加えて、もう一つの手段を講じた。選手たちのモチベーションを上げるための、ハーフタイムの熱気あふれるスピーチだ。普段は紳士的な振る舞いを見せる45歳のアメリカ人指揮官だが、この夜は熱血漢に変身。試合翌日にネットで出回ったドレッシングルームからの映像で、明らかになった。
選手たちを待ち受けていたのはマーシュ監督による次のようなドイツ語と英語が混じったスピーチ。欧州各メディアの報道の多くでは、この映像は「閲覧注意」と表記されている。
「こっちはファウルをいくつした? いくつと聞いているんだ! 多くて2つぐらいだ! 分かるか!? これはファッキング・フレンドリーマッチじゃない! 聞いてるのか!? これはファッキング・チャンピオンズリーグマッチだ!!」
「ファン・ダイクもこうやって振り払え! しっかりしろ! 相手をリスペクトし過ぎだ! 相手をリスペクトし過ぎだと言っているんだ!! ボールを持っても、守りに入っても、ファウルに関してもそうだ! リスペクトし過ぎだ!」
「アイツらは優れているか!? もちろんアイツらは優れている! でもきれいにプレーしたり、ここでちょっとプレッシャーをかけたりでは何にもならないんだよ! 激しいタックルを喰らわせ、ファイトしなかったらダメだ! 分かるか? 相手にこっちのプレーを肌に感じさせなければいけない! こっちは競争するためにここに乗り込んだことを思い知らせなければいけないんだ!」
「相手と同じようなスタイルでプレーしようとしても足りない! 俺たちはここにプレーしに来たんだ! それが一番大事なことだ! これから少し戦術について話すが、あのピッチに戻ったときには意欲を示すべきだ! 意欲だ! 闘争心をむき出しにしろ! 分かったか?」
「相手は上手いことはわかっただろう。こっちはもう少し生き生きしなければいけない。自信を持ってプレーしろ。ファウルもしろ。相手はセットプレーではそんなに脅威ではない。頑張ろう。もっとできる。これがメッセージだ」
結果的には69分、サラーに2発目を奪われ、惜しい形で敗れることになったザルツブルク。しかし、両チームの個々の力の差やチームとしてのそれぞれの実績を考えると、マーシュ監督や南野らはこの2日の夜、勝ち点よりも大きなものを手にしたのかもしれない。
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