ライプツィヒが取るべき攻めの姿勢…CL出場が「時期尚早」など論外だ

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昇格チームのライプツィヒがチャンピオンズリーグに参加するのは時期尚早なのか? そんなことはない。ライプツィヒには、すぐにでも最高のクラブに肩を並べて戦えるだけの十分に力強い陣容ができあがっている。

機会は逸すべからず! 望外のシーズンを送るRBライプツィヒであるが、決して大きなチャンスを逃すべきではない。

ライプツィヒ首脳陣最大の楽観主義者でさえ、初のブンデスリーガで終盤に、クラブがチャンピオンズリーグへの参加に向けて一歩ずつ歩みを進めているとは想像もしなかっただろう。ライプツィヒの躍進は多くのサッカー通のみならず、ライプツィヒ自身をも驚かせることになったが、今やクラブは、CL参戦というテーマに攻めの姿勢で取り組んでいる。

「CL出場権を逃せば失敗」

レヴァークーゼンやシャルケ、ヴォルフスブルクといったクラブと何ら変わらないように。これは全くもって正しい態度と言える。

インターナショナルウィークを迎える直前、1分け2敗と躓いたライプツィヒはちょっとした区切りを付けるように、“新学期”最初の試合でダルムシュタットを4-0と一蹴し、新たな自信を蓄えた。その後、スポーツディレクターのラルフ・ラングニックは残りシーズンの目標を次のように述べている。

「もはや4位あるいは5位より下に落ちることはないだろうから、私はそれを前提としてこれからのことを考えようと思っている。今や我々は、最終的にCLに参戦したいと明確に考えている。チャンスは目の前にあるんだ。ヨーロッパリーグよりCLで戦いたいと思うのは当然だろう?」

■ビッグチームに伍するのは早ければ早いほどいい

不調に陥るマインツとの一戦を前に5位との差はすでに10ポイントに達しており、打ち合いに勝利したことによって、4位との差を再び5ポイントに広げることができた。シーズン終了まで残り3試合という現在では、6ポイントまで開いている。ライプツィヒの上位フィニッシュに懸念を抱く者たちは、こういう場合について決して急かさず、あまり多くを求めないよう戒める。そういう者たちは決まってこう言うのだ。

「着実な1歩を刻む前に2歩目を踏み出すべきではない。来るべきシーズンに一度に3つの課題(国内リーグ、カップ戦、CL)を抱え込んで挫折に追い込まれることのないよう、まずブンデスリーガで足場を固めるべきだと」

だが、ライプツィヒにこういった提言はまったく無意味だ。大陸の最高クラブの数々と競い合うのは早ければ早いほどいい。ライプツィヒはカゲロウのようにはかない一時的な栄華を誇るクラブではないだろうし、長きに渡って選り抜きのクラブが顔をそろえる中に打って出られる陣容が整っているのだ。たとえば、ヨーロッパリーグへの参戦がセンセーションをもって迎えられるアウクスブルクのような中小クラブとは、前提条件がまるで違うのである。

ライプツィヒはメンバーの年齢が若く、肉体的に見て、間違いなく今以上の負担に耐えられる状態にある。その上、チームのスター選手たちは全く無名のプレーヤーなどではなく、すでに何らかの経験を積んだ代表選手たちがそろっているのだ。エミル・フォルスベリ、ナビ・ケイタ、ティモ・ヴェルナー、ペーテル・グラーチ、あるいはユスフ・ポウルセンといった面々である。彼らは皆、すでに、比較的大きな舞台や重要な試合で力を発揮した経験を持つ。

サイドラインには、欧州屈指の才能ある指揮官として評価を高めるラルフ・ハーゼンヒュットルが控えている。さらに夏には確実にメンバーが補強されて、今以上に選手層が厚くなるはずだ。

■「時期尚早」など論外だ

ライプツィヒはさらに経験を積んで、「土曜-水曜-土曜」という試合のリズムを乗り切れるようになる必要がある。だが1、2年、あるいは3年後でも、事情は同じだろう。では、なぜ待つのか? 待てば何かが変わるというのか?

この場合、「時期尚早」というのは全く問題にならない。事実はその反対なのだ。間違いなく、ライプツィヒはこの先ずっとCLの常連候補の一つとなるだろう。だが、本物のビッグクラブに伍して戦う権利を手に入れるのはそれほど容易なことではない。そのことを忘れるべきではないだろう。今シーズンに関して言えば、シャルケやレヴァークーゼン、ヴォルフスブルクといったCL常連クラブは不振に苦しみ、ライバルとして機能していない。さらに、ドルトムントは安定性を欠くという問題に苦しみ、順位表で上記3チームと同様ライプツィヒより下位に沈んでいる。

それゆえ、CLに参戦するには、今がめったにない大きなチャンスなのである。このチャンスは掴まなければならない。機会は逸すべからず――なのだ。

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