敏腕代理人として知られるミーノ・ライオラ氏がイタリアのラジオ局『ラディオCRC』のインタビューに応じ、歯に衣着せぬ発言で注目を集めた。
ライオラが担当するナポリのFWロレンツォ・インシーニェは2日に行われたロシア・ワールドカップ欧州予選スペイン対イタリア(3-0)で背番号10をつけてフル出場したものの、不発に終わった。ライオラは批判に晒されるインシーニェを擁護し、4-2-4のシステムを採用する指揮官ジャンピエロ・ヴェントゥーラに牙をむいた。
「インシーニェはクオリティを証明したし、今いる場所に相応しい。(マルコ)ヴェッラッティと一緒なら、スペインでも輝けるはずだ。イタリアは監督のメンタリティを変える必要がある。イタリア代表のメンバーがスペイン代表に劣っているとは思わない。だがバレーボールをやらせていてはね」
「インシーニェとヴェッラッティがイスコや(マルコ)アセンシオに劣っているなんてことはない。戦術がすべて間違っている。全く間違っているにも関わらず、この道を進み続けたいと言っている監督なんだ。もっと近代的なサッカーをするべきだ。変更したくないのなら、家にいてくれた方が良い。道を変更することに気づくことも指揮官の任務だ」
またライオラは今夏、自身が担当するGKジャンルイジ・ドンナルンマがミランとの契約延長を拒否した際、サポーターから殺害予告が届くなど非難が相次いだことに言及し、謝罪を求めた。
「我々はミランに残留したいという彼の希望を叶えた。サポーターの一部からの謝罪を待っている。サポーターがサッカークラブを牛耳ろうなんて考えているのはこの国ぐらいだ。彼らに対して恐怖を感じるような文化は止めるべきだ」
