現地時間30日に行われたプレミアリーグ第25節で、リヴァプールはハダースフィールド・タウンに3-0で勝利した。試合後のインタビューで、エムレ・カンの将来について聞かれたユルゲン・クロップ監督は、移籍に関する話題には取り合わない姿勢を見せた。
2014-15シーズンにレヴァークーゼンから加入したカンは、今シーズンでリヴァプールとの契約を満了する。そのため、イタリア王者であるユヴェントスへの移籍が濃厚となっており、同チームの会長であるジュゼッペ・マロッタも、この24歳のドイツ人MFとの契約について、準備をしていることを公の場で語っている。
このことについて問われたクロップは、「もし彼が出ていくなら、握手して『さようなら』と言うだけだし、もし彼が残るなら、同じように握手して『また会ったね』と言うだけさ」とコメント。
続けてカンがハダースフィールド戦で先制ゴールを決めたことを引き合いに出して、「一番大事なのは彼が毎試合、こんな風にプレーしてくれることだよ」と、記者を煙に巻き、移籍市場に関する質問には取り合わない姿勢を見せた。
試合内容については、「ボールを上手くキープして、いい時間帯に得点を上げることが出来たね。相手にほとんどチャンスはなかったし、言うまでもなく我々は勝利に値したよ」と締めくくったクロップ。冬の市場でチームの大黒柱であったコウチーニョをバルセロナに放出したリヴァプールだが、チームの競争力を保つことはできるのだろうか。




