ユヴェントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督が10日、記者会見に出席し、翌日に行われるチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝ファーストレグ、バルセロナ戦に向けて闘志を燃やした。
ユヴェントスは早くも準々決勝にて、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシら豪華攻撃陣を抱えるスペインの強豪バルセロナと対戦する。厳しい戦いが予想されるが、アッレグリは楽観的な姿勢を見せている。
「素晴らしい試合になると思う。簡単にはいかないがバルセロナを倒せると確信している。バルセロナは最強チームの1つだが、我々も自信をつけてきている」
準決勝進出へのカギとして、「ホームで行われるファーストレグでは、難しいとは思うが失点は許されない。相手の弱点を突いてプレーすべきだ」とアッレグリが指摘するように失点しないことが重要になる。
またアルゼンチン代表のFWパウロ・ディバラについて、メッシの後継者であると推す声が大きい。しかしアッレグリはその比較に慎重な姿勢だ。
「ここへ来てからの成長は凄まじかった。メッシは世界一の選手であり、現在でもそれは変わらない」
■バルサのPSG戦から触発…奇跡を信じる
パリ・サンジェルマンとの決勝トーナメント1回戦ではファーストレグを0－4で落としていたバルセロナがセカンドレグを6-1で制し、奇跡の逆転劇を演じた。
「あの試合を見て、サッカーには絶対というものはないと感じた。守備の際のバランスに注意し、落ち着いてテクニカルなプレーに徹する」
バルセロナは8日に行われたマラガ戦を0-2で落としているが、アッレグリは警戒を緩めない。
「ボールを持った時は手ごわい相手だ。過度な緊張は必要ない。こういう試合では心理面もプレーに影響してくる。次へ進めると信じて臨まなければ前には進めない。明日の試合は攻守両面が大切になってくる。それに運も必要だ。土曜日の試合で敗れたとはいえ、明日はバルセロナも本来の姿を見せるだろう。勝ちたいという気持ちをもってプレーすることが必要だ」
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