レアル・マドリーFWアルバロ・モラタは、日に日にミラン移籍へと近づいているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。
モラタのマドリッドでの生活は終わりを迎えようとしているのだろうか。ミランは年俸750万ユーロ(約9億3000万円)のオファーで、すでにモラタと個人合意に達した模様。クラブ間合意に向けては6000万ユーロを準備しているものの、マドリー側は7000万~7500万ユーロを要求する構えだ。
モラタが今夏移籍に傾いているのには理由がある。今季FWカリム・ベンゼマ(3162分出場で19得点)の2番手でありながら、モラタはベンゼマ以上の結果を残した(1871分出場で20得点)。それにもかかわらず、ジネディーヌ・ジダン監督の評価は変わらないままだ。
マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーからの関心も伝えられるモラタだが、2014年から2年間ユヴェントスに在籍した経験にもより、セリエA移籍を希望しているとみられる。2014-15シーズンは、移籍1年目ながら15得点をマーク。翌シーズンは12得点を挙げ、イタリア王者の連覇に大きく貢献した。
加えて、2018年にはロシア・ワールドカップが控えている。スペイン代表で定位置を争うFWジエゴ・コスタはチェルシーでスタメンを勝ち取っている。彼との競争に勝つためには所属クラブで出場機会を確保しなければならない。ミランで新プロジェクトの中心になるとみられるモラタは、マドリーで“BBC”の陰に隠れるよりもイタリアでコンスタントにプレーを続けることを望んでいる。
マドリッドのシベーレス広場で行われた優勝の祝賀会で、モラタは一人喜びの輪から外れ、感慨深げにサポーターを見つめていた。「別れ」を想起させるカンテラーノの姿が、複数メディアのカメラに捉えられていた。
また、モラタの恋人であるアリス・カンペッロさんはイタリア人だ。今年6月に結婚式を挙げる予定の恋人の母国に行くことを、モラタは前向きに考えている。ゴールを奪うたび、手でアリスの頭文字である「A」をつくるほど、彼は恋人を愛しているのである。
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